株価指数先物【昼】 +1σを上抜けて4万1000円回復

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先物

 日経225先物は11時30分時点、前日比360円高の4万1020円(+0.88%)前後で推移。寄り付きは4万0800円と、シカゴ日経平均先物清算値(4万0640円)を大きく上回る形で、買いが先行して始まった。現物の寄り付き直後に4万0690円まで上げ幅を縮めたが、その後は再びロング優勢の動きが強まり、終盤にかけて4万1030円まで買われた。

 日経225先物は、ボリンジャーバンドの+1σ(4万0810円)を上回って始まり、いったん割り込んだものの、ショートの動きは限られた。同バンドを再び上抜けてくるとショートカバーを誘う形になり、4万1000円台を回復した。米連邦公開市場委員会(FOMC)通過でアク抜け的な動きのほか、マイクロソフトとメタ・プラットフォームズの決算評価による時間外取引での上昇が支援材料になった。

 アドバンテスト<6857>[東証P]は小安く推移しているが、一方で、ソフトバンクグループ<9984>[東証P]や京セラ<6971>[東証P]、東京エレクトロン<8035>[東証P]などが日経平均型を牽引。日銀の金融政策決定会合の結果待ちのなか、結果判明でアク抜けに向かわせるかが注目される。4万1000円固めの動きになるようだと、ショートカバーが強まる可能性はありそうだ。

 NT倍率は先物中心限月で13.93倍に上昇した。ただし、東証プライムの7割超の銘柄が上昇しているなかでは、NTショートを巻き戻す動きは限られている。+3σ(13.87倍)と+2σ(13.92倍)辺りでの推移であり、+2σを明確に上抜けてくるのを見極めたいところであろう。

株探ニュース

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