オルツはウリ気配スタート、東証が上場廃止を決定

投稿:

材料

 オルツ<260A.T>はウリ気配スタート。東京証券取引所は30日、オルツの上場廃止を決定したと発表した。理由は「新規上場申請に係る宣誓書において宣誓した事項について重大な違反を行った場合に該当するため」。7月30日から8月30日まで整理銘柄に指定した後、8月31日付で上場廃止とする。これを受けて処分売りがかさんでいる。

 同社を巡っては4月に売上高を過大計上していた可能性があると発表し、第三者委員会を設置して調査を実施。7月28日に調査報告書を開示し、21年12月期から24年12月期までの売上高の大半(約8~9割)が過大計上だったとする不適切な会計を行っていたことが明らかとなった。

 オルツは30日取引終了後、東京地方裁判所に民事再生手続きの申し立てを行い、受理されたと発表した。不適切会計問題を巡り、事業価値の毀損が進むとともに財務状態の悪化が深刻となる恐れがあり、自力再建が困難な状態に陥ったという。負債総額は約24億円。

出所:MINKABU PRESS

オンラインで簡単。
まずは無料で口座開設

松井証券ならオンラインで申し込みが完結します。
署名・捺印・書類の郵送は不要です。