大阪製鉄が後場急落、鋼材需要低迷で今期は一転最終赤字・無配に転落の見通し
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大阪製鐵<5449.T>が後場に急落している。同社は30日午後1時、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を修正した。今期の最終損益予想について、これまでの14億円の黒字から8億円の赤字(前期は32億2700万円の黒字)に見直した。一転して最終赤字の計画となったほか、未定としていた年間配当予想は無配(同34円)とし、失望売りを促したようだ。 売上高予想は従来の見通しから150億円減額し、1050億円(前期比9.8%減)に下方修正した。主要需要先の建設業界での需要低迷を背景に、出荷量が計画を下回って推移しており、鋼材需要の回復には時間を要すると判断。影響を業績予想に反映した。第1四半期の売上高は前年同期比18.5%減の257億7100万円、最終損益は14億8500万円の赤字(前年同期は23億1700万円の黒字)となった。 出所:MINKABU PRESS