鋳鉄管が急反落、電気炉試運転に伴う一過性費用の計上などで第1四半期は営業赤字拡大
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日本鋳鉄管<5612.T>が急反落している。28日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高39億3500万円(前年同期比2.9%増)、営業損益8300万円の赤字(前年同期1200万円の赤字)となり、前年同期に比べて赤字幅が拡大したことが嫌気されている。 水道事業体のダクタイル鋳鉄管の発注量が全国的に低調に推移するなか、子会社売上高が増加したことで売上高は増収となったものの、資材価格の高騰や物流費、人件費、エネルギーコストなどの上昇に加えて、電気炉の試運転に伴う一過性の費用などもあり損益が悪化した。 同時に未定としていた26年3月期通期業績予想について、売上高180億円(前期比6.3%増)、営業利益2億3000万円(同11.8%減)、最終利益収支均衡(前期2億3000万円の赤字)を見込むとした。なお、配当予想は25円(前期25円)を予定している。 出所:MINKABU PRESS