本日注目すべき【好決算】銘柄 日車両、野村総研、ゴールドクレ (28日引け後 発表分)
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7月28日の引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。 日車両 <7102> [東証P] ★今期経常を19%上方修正 ◆26年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比3.9倍の17.5億円に急拡大して着地。併せて、通期の同利益を従来予想の59億円→70億円に18.6%上方修正。減益率が19.1%減→4.1%減に縮小する見通しとなった。建設機械事業や輸送用機器・鉄構事業が想定より堅調に推移することに加え、製品構成の変化で利益率が向上することを織り込んだ。 美樹工業 <1718> [東証S] ★今期経常を27%上方修正、配当も100円増額 ◆25年12月期上期(1-6月)の連結経常利益は前年同期比91.6%増の10.5億円に拡大し、従来予想の5.8億円を上回って着地。建設事業での工事進行基準による工事進捗の影響などが上振れの要因となった。 併せて、通期の同利益を従来予想の15億円→19億円に26.7%上方修正。増益率が29.9%増→64.5%増に拡大する見通しとなった。業績好調に伴い、年間配当を従来計画の200円→300円(前期は200円)に大幅増額修正した。配当利回りは4.35%に上昇。 野村総研 <4307> [東証P] ★4-6月期(1Q)最終は17%増益で着地 ◆26年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終利益は前年同期比17.3%増の260億円に伸びて着地。金融ITソリューション部門で基幹システム刷新案件やビジネスプラットフォーム導入案件が好調だったほか、IT基盤サービス部門ではデジタルワークプレイス案件などが伸びた。国内事業のシステム開発案件活況や運用サービスの増加によって収益性が向上したことも大幅増益につながった。 川岸工 <5921> [東証S] ★今期経常を36%上方修正、配当も35円増額 ◆25年9月期の経常利益(非連結)を従来予想の14億円→19億円に35.7%上方修正。減益率が29.2%減→3.9%減に縮小する見通しとなった。予算不足による計画の先送りや工程の遅れなどで稼働率が低下し売上高は計画を下回るものの、利益率の高い大型工事の完成や設計変更の獲得によって利益は大きく上振れする。 併せて、期末一括配当を従来計画の105円→140円(前期は150円)に大幅増額修正した。期末配当利回りは3.44%に上昇。 ゴールドクレ <8871> [東証S] ★4-6月期(1Q)経常は2.2倍増益で着地 ◆26年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.2倍の37.1億円に急拡大して着地。不動産分譲事業で新築マンションなどの引き渡し戸数が前年同期の55戸から130戸に大きく増加し、59.6%の大幅増収を達成した。 通期計画の75億円に対する進捗率は49.5%に達しており、業績上振れが期待される。 株探ニュース