<動意株・28日>(大引け)=りたりこ、イーグル工、伊勢化など
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LITALICO<7366.T>=後場急伸し新高値。同社はきょう正午ごろ、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。営業利益が前年同期比3.7倍の9億4800万円となったことが好感されているようだ。売上収益は同28.4%増の92億900万円で着地。就労支援事業で新規利用者数が順調に拡大したほか、児童福祉事業で短時間中心の支援プログラムへの回帰を通じて施設稼働率が安定して推移したことなどが寄与した。なお、通期業績予想については売上収益365億円(前期比9.9%増)、営業利益40億円(同15.0%増)とする従来見通しを据え置いている。 イーグル工業<6486.T>=切り返し急。1月23日につけた年初来高値2138円を一気に更新した。前週末25日の取引終了後、26年3月期の連結業績予想について、売上高を1700億円から1710億円(前期比1.7%増)へ、営業利益を90億円から106億円(同24.8%増)へ、純利益を85億円から92億円(同88.6%増)へ上方修正し、あわせて配当予想を中間・期末各50円の年100円から中間・期末各55円の年110円(前期100円)に引き上げた。自動車・建設機械業界向け事業や舶用業界向け事業が想定を上回る見込みとしている。 伊勢化学工業<4107.T>=大幅反発。前週末25日の取引終了後に発表した6月中間期連結決算が、売上高192億8200万円(前年同期比25.7%増)、営業利益48億3200万円(同41.8%増)、純利益33億1700万円(同47.7%増)と大幅な増収増益となったことが好感されている。主力のヨウ素製品の販売数量が増加したことに加えて、ヨウ素の国際市況が引き続き堅調に推移したことが業績を牽引した。なお、25年12月期通期業績予想は、売上高375億円(前期比12.7%増)、営業利益80億円(同4.4%増)、純利益54億円(同6.5%増)の従来見通しを据え置いている。 ユーグレナ<2931.T>=商いを膨らませ一時ストップ高。前週末25日の取引終了後、25年12月期の連結業績予想について、売上高を480億円から500億円(前期比5.0%増)へ、営業利益を12億円から24億円(同8.0倍)へ上方修正しており、これを好感した買いが殺到している。子会社のキューサイやサティス製薬における売り上げが想定を上回って推移していることに加えて、キューサイの直販における広告宣伝投資効率の改善が寄与する。また、前期から取り組んでいる売上原価や販売費削減の取り組みの効果も想定を上回っているとしている。 東光高岳<6617.T>=上値指向強め5連騰。連日で年初来高値を更新した。前週末25日取引終了後に4~6月期(第1四半期)連結決算を発表し、売上高は前年同期比2.5%減の231億円、営業利益は同28.9%増の14億7300万円だった。主力の電力機器事業が一般向けプラント物件の増加で増収増益となり、特に利益面で全体を牽引した。主力以外の事業が振るわず売上高は小幅減での着地となった。会社側では第1四半期として過去最高の営業利益を達成したとしており、これを好感した買いが優勢となっている。 ランサーズ<4484.T>=急反発。前週末25日の取引終了後、システムインフラ構築やアプリケーション開発を手掛けるワンズパワー(東京都港区)の全株式を8月1日付で取得し子会社化すると発表しており好感されている。ワンズパワーの子会社化により、戦略的なコンサルティングからシステム開発までを一貫して提案できるようになり、より付加価値の高いサービス提供が実現できることに加えて、ランサーズに登録するフリーランス人材がワンズパワーの開発プロジェクトに参画することで、フリーランス・データベースの活用機会拡大につながると判断した。取得価額は1億1900万円。なお、26年3月期業績への影響は精査中としている。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS