外為サマリー:147円60銭台で推移、株安が重荷
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28日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=147円62銭前後と前週末の午後5時時点に比べて25銭程度のドル高・円安となっている。 24日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=147円69銭前後と前日に比べ70銭弱のドル高・円安で取引を終えた。日本時間夕方に一部で「日銀は30~31日に開く金融政策決定会合で、追加利上げを見送り、現行の政策金利(0.5%程度)を維持する公算が大きい」と報じられたことなどから一時147円94銭まで上伸した。 この日の東京市場は、米国と欧州連合(EU)が貿易交渉で合意に至ったことを受けてリスク選好的なドル買い・円売りが先行。米関税政策を巡る不透明感が和らぐなか、ドル円相場は午前8時50分ごろに147円88銭をつけた。ただ、今週は米連邦準備理事会(FRB)が29~30日に米連邦公開市場委員会(FOMC)を開催するほか、日銀は30~31日に金融政策決定会合を開くとあって一段のドル買いには慎重姿勢。日経平均株価が朝高後に下げに転じたことも重荷となり、午前9時00分以降は147円60銭台で推移している。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1764ドル前後と前週末の午後5時時点に比べて0.0010ドル強のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=173円66銭前後と同45銭程度のユーロ高・円安で推移している。 出所:MINKABU PRESS