米外為市場サマリー:「日銀利上げ見送り」報道などを受け一時147円90銭台に上伸
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25日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=147円69銭前後と前日と比べて70銭弱のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=173円36銭前後と同65銭程度のユーロ高・円安だった。 日本時間夕方に一部で「日銀は30~31日に開く金融政策決定会合で、追加利上げを見送り、現行の政策金利(0.5%程度)を維持する公算が大きい」と報じられたことをきっかけに円売り・ドル買いが流入した。トランプ米政権が貿易相手国・地域と進めている関税交渉を巡る不透明感が和らぎつつあることもドル高につながり、ドル円相場は一時147円94銭まで上伸した。その後は来週29~30日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)などを控えて上げ一服となったが、日本の政局が流動化することへの警戒感から円が売られやすくドル円相場は堅調に推移した。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1742ドル前後と前日に比べて0.0007ドル程度のユーロ安・ドル高だった。 出所:MINKABU PRESS