10万円以下で買える、財務健全&低PBR 33社【スタンダード】編 <割安株特集>

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コラム

 少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。SBI証券と楽天証券のネット証券大手2社が株式の売買手数料無料化を打ち出すなど、投資家は手数料を気にせずに売買することが可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、赤字決算や無配の企業も数多くあることには注意が必要だ。

 東証スタンダード上場企業では776銘柄が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、財務体質の安全性を見る指標の1つである「株主資本比率」に注目してみた。株主資本は株主からの払込金と、過年度からの利益の蓄積で構成される。負債とは異なり返済・支払を必要としない資金であるため、総資産に対する比率が高いほど財務の安定性が高いとされる。また、割安株という観点からPBR(株価純資産倍率)が理論上の解散価値である1倍を下回る銘柄に絞り込んだ。

 下表は東証スタンダード上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)時価総額100億円以上、(3)株主資本比率が65%以上、(4)PBRが0.8倍未満――を条件に投資妙味が高まる33社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PBRは7月25日現在)

 7月25日(金)に配信した「10万円以下で買える、財務健全・低PBR【プライム】編」も併せてご覧ください。

          最低投資 株主資本    
コード 銘柄名      金額   比率   PBR
<7908> KIMOTO  23900   81.7  0.57
<7455> パリミキHD  28800   74.7  0.50
<6165> パンチ     40000   66.7  0.50
<9067> 丸運      46100   68.9  0.52
<6853> 共和電     52800   75.3  0.76
<4620> 藤倉化     56800   69.3  0.42
<5363> TYK     57500   69.1  0.62
<6262> ペガサス    61500   70.0  0.47
<8018> 三共興     61900   72.8  0.47
<6482> YUSHIN  62300   85.5  0.60

<7551> ウェッズ    62400   66.1  0.58
<1914> 日基技     69400   72.2  0.56
<7266> 今仙電機    70000   67.3  0.29
<8841> テーオーシー  71500   87.2  0.63
<6091> ウエスコHD  73300   76.5  0.62
<5951> ダイニチ工業  74500   87.6  0.43
<7885> タカノ     74600   82.9  0.36
<6488> ヨシタケ    76100   83.0  0.58
<6930> 日本アンテナ  77500   83.9  0.53
<7636> ハンズマン   79400   68.2  0.62

<3361> トーエル    79500   76.2  0.73
<9307> 杉村倉     80200   75.0  0.78
<7871> フクビ     80700   68.7  0.44
<6848> 東亜DKK   81000   76.5  0.73
<8118> キング     82400   87.4  0.58
<4231> タイガポリ   86500   72.3  0.39
<6882> 三社電機    89300   72.5  0.49
<5464> モリ工業    89700   79.5  0.61
<2009> 鳥越粉     91500   79.0  0.61
<9414> BS11    92600   92.6  0.68

<5909> コロナ     95800   74.6  0.37
<5237> ノザワ     95900   68.3  0.54
<3955> イムラ     97900   69.8  0.58

※単位は、最低投資金額は円、株主資本比率が%、PBRは倍。
※通期予想が最終赤字、無配の銘柄は除いた。

株探ニュース

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