外為サマリー:ブルームバーグ報道を受け一時146円80銭台に伸び悩む

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為替

 25日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=146円93銭前後と前日の午後5時時点に比べて50銭強のドル高・円安となっている。

 24日発表の米経済指標で労働市場の底堅さが示されたことなどを手掛かりに、同日のニューヨーク市場でドル高・円安が進んだ流れを引き継いだ。総務省が朝方発表した7月の東京都区部の消費者物価指数(CPI)は、変動の大きい生鮮食品を除く総合が前年同月比2.9%の上昇となったが、上げ幅は2カ月連続で縮小したことから日銀の追加利上げ思惑が高まらず。前日の東京市場で2週間ぶりのドル安・円高水準をつけた反動でドル買い・円売りが入りやすかったほか、この日はゴトー日(5のつく日と10のつく日)で国内輸入企業など実需筋のドル買い需要が意識されたこともあり、ドル円相場は午前11時40分ごろに一時147円49銭をつけた。ただ、午後に入ると持ち高調整や利益確定とみられるドル売り・円買いに押されるかたちで伸び悩み。ブルームバーグ通信が午後2時50分すぎに「日銀は日米関税協議の合意を受けて、企業行動次第では年内に利上げできる環境が整う可能性があるとみている」と報じると146円81銭まで押される場面があった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1747ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0015ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=172円58銭前後と同40銭弱のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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