<動意株・24日>(前引け)=大豊工業、ファンデリー、GENDA

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材料

 大豊工業<6470.T>=続急騰。6月13日以来、約1カ月半ぶりに600円台を大きく回復した。トヨタグループの自動車部品メーカーで、自動車向けベアリングで実績が高い。摩擦工学を中核技術に研究開発分野でも実力が評価されている。前日はトヨタ自動車<7203.T>が自動車関税の引き下げを材料に、驚異的な売買代金をこなし株価を急騰させた。これを受け、同社のグループ会社にも物色の矛先が向いている。そのなか、大豊工は今期業績底入れが鮮明でPBRがわずか0.2倍台と極めて低い水準に放置されており、水準訂正狙いの買いが流れ込んだ格好だ。

 ファンデリー<3137.T>=前日のストップ高に続ききょうも人気集中。前日は出来高急増のなか値幅制限いっぱいまで買われたが、きょうも投資資金の攻勢が続き需給相場の様相を強めている。同社は生活習慣病患者向けやその予防ニーズなどを対象とした健康食の冷凍弁当宅配サービスを手掛けている。そうしたなか、23日取引終了後に「楽天マート」で国産ハイブランド冷食「旬をすぐに」の販売を開始したことを発表しており、これを材料視する買いを呼び込んでいる。なお、これに先立って今週22日引け後には高島屋<8233.T>の食料品宅配サービスで冷食の販売を開始すると発表し、前日はストップ高に買われていた。

 GENDA<9166.T>=上値指向に反発。23日の取引終了後、映画情報サイト「映画.com」の運営を行うエイガ・ドット・コム(東京都渋谷区)の全株式を8月1日付で取得し子会社化すると発表したことが好感されている。エイガ・ドット・コムの子会社化により、グループのギャガが配給する作品のプロモーションを「映画.com」で強化するほか、映画配給を担うギャガ、グループでグッズの企画を手掛けるフクヤと一体となることで、コンテンツ価値最大化の体制を確立するという。また、GENDAグループが保有する屋外ビジョンやカラオケルームのモニターなどのオフライン広告に「映画.com」のオンライン広告が加わることで、広告チャネルに新たな価値を創出する。取得価額は非開示。なお、26年1月期業績への影響は軽微としている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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