キヤノンMJは続急伸、ITソリューション好調で25年12月期営業利益予想を上方修正

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 キヤノンマーケティングジャパン<8060.T>は続急伸している。23日の取引終了後、25年12月期の連結業績予想について、営業利益を560億円から570億円(前期比7.3%増)へ上方修正するとともに、年間150円とのみ発表していた配当予想を中間70円・期末80円の年150円(前期140円)としたことが好感されている。

 売上高は6800億円(前期比4.0%増)の従来見通しを据え置いたものの、全国の中小企業向け製品・サービスを手掛けるエリアセグメントで、Windows10の延長サポート終了に伴うビジネスパソコンの入れ替えが進んでいることに加え、ビジネスパソコンと合わせて提案したウイルス対策ソフト「ESET」などのセキュリティーや中小企業のIT環境をトータルで支援する「まかせてIT DXシリーズ」の契約件数が増加。付加価値の高いこれらITソリューションが好調に推移していることが利益を押し上げる。なお、純利益は395億円(同0.5%増)の従来見通しを据え置いた。

 同時に発表した6月中間期決算は、売上高3338億4900万円(前年同期比4.7%増)、営業利益273億2500万円(同5.0%増)だった。ITソリューションのうち保守・運用サービス/アウトソーシングやITプロダクト・システム販売が好調に推移した。なお、純利益は前年同期にエーアンドエーの株式譲渡に伴い特別利益を計上した反動で188億6400万円(同6.4%減)の減益となった。

出所:MINKABU PRESS

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