小幅続落、EUと米国の通商合意を期待も警戒感根強い=NY原油概況
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NY原油先物9月限(WTI)(終値) 1バレル=65.25(-0.06 -0.09%) 来週の関税発動期日を控えて、日本と米国が合意に至ったほか、米国と欧州連合(EU)も合意に向けて前進していると伝わったことが相場を支えた反面、米国の関税政策による景気悪化懸念が根強いことが上値を抑えた。報道によるとEUは一律15%関税を受け入れる用意があるが、トランプ米大統領がこれを受け入れるのか不明であるほか、航空関連や一部の医療機器、後発医薬品、いくつかの蒸留酒などが一律関税から除外される可能性がある。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、製油所稼働率が95.5%まで上昇し、今年の最高水準を更新したことも支援要因。 時間外取引で9月限は65.78ドルまで強含んだものの、通常取引開始に向けてはマイナス圏で推移した。通常取引序盤には64.71ドルまで軟化。ただ、その後は買い戻しが優勢となり、下げ幅をほぼ消した。 MINKABU PRESS