話題株ピックアップ【夕刊】(3):リブワーク、メディカルN、玉井船

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材料

■Lib Work <1431>  746円   +61 円 (+8.9%) 一時ストップ高   本日終値
 Lib Work<1431>は一時ストップ高。この日午前11時ごろ、世界初(同社調べ)となる3Dプリンター住宅のNFT化と暗号資産(ビットコイン)決済による販売構想を発表。同社が完成させた自然素材と3Dプリンター技術を融合させた新たな住宅「Lib Earth House model B」について、この住宅のデジタル設計データをNFTとして発行して設計・所有の透明性を図るとともに、暗号資産による決済で国内外における販売・取引を可能にする。この取り組みを通じ、世界に向けて住宅流通の新たな可能性を拓く、次世代デジタル住宅流通の先駆者となることを目指すという。あわせて、米電気自動車(EV)大手テスラの家庭用蓄電池「Powerwall(パワーウォール)」の認定販売会社として登録されたことを明らかにした。3Dプリンター住宅の販売とあわせて同蓄電池を提供していく。

■メディカルネット <3645>  324円   +21 円 (+6.9%)  本日終値
 メディカルネット<3645>が急伸。自由診療歯科を対象とした情報提供サイトを運営しているが、26年5月期は既存事業の継続的強化やタイ事業への注力で急回復を見込んでいる。前週末18日取引終了後に発表した今期業績予想では、営業利益が前期比2.8倍の2億7000万円を見込んでおり、これを好感する形で投資資金が流入した。時価総額30億円台と小型で株価も300円前後と値ごろ感があり、個人投資家を中心とした短期資金のターゲットとなりやすい面もあるようだ。

■玉井商船 <9127>  2,555円   +155 円 (+6.5%)  本日終値
 玉井商船<9127>は反発。前週末18日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、シンガポールの個人投資家ソン・ユウ・ニン氏による株式保有割合が9.51%から10.88%に上昇したことが判明しており、これを受けて需給思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は純投資としており、報告義務発生日は7月11日となっている。

■エムビーエス <1401>  1,237円   +71 円 (+6.1%)  本日終値
 エムビーエス<1401>が急反発した。同社は前週末18日の取引終了後、取得総数10万株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.40%)、取得総額1億5000万円を上限とする自己株式の取得を決めたと発表した。これを材料視した買いが集まった。自社株の取得期間は7月22日から2026年5月20日まで。資本効率の向上と、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を目指す。

■マイクロアド <9553>  529円   +30 円 (+6.0%)  本日終値
 マイクロアド<9553>が大幅高で3日ぶりに反発。午前9時ごろ、中国人旅行予約データを活用した「中国SNSへの広告配信サービス」を開始したと発表しており、業績への貢献を期待した買いが入った。同サービスは提携相手で、香港においてデータプラットフォーム事業を展開するエタニティエックス・マーケティング・テクノロジー社が持つ中国の旅行予約データを活用して提供する。中国の日本旅行確定者へ、エタニティエックスが中国の旅行予約サイトなどから収集した9600億を超えるデータを活用して、中国主要SNSへの高精度なターゲティング広告配信を行うとしており、広告主は中国人観光客に対し、旅マエから旅ナカまで適切なタイミングで、SNSを通じた商品・サービスの訴求が可能になる。また、中国人が日常的に利用するスマートフォンアプリ12種のオープンスクリーン枠(スマートフォンアプリを立ち上げる際に画面表示される広告枠)の広告配信サービスにおいて、エタニティエックスと日本における国内独占販売権を締結したと、あわせて発表している。

■ETSグループ <253A>  913円   +48 円 (+5.6%) 一時ストップ高   本日終値
 ETSグループ<253A>の人気加速、一時150円高はストップ高となる1015円まで駆け上がった。初の4ケタ大台乗せで前週末に続き最高値圏を飛翔する展開。電気設備や送電線工事などを手掛けるが、電気工事は基礎工事から鉄塔建設、架線構築までワンストップで対応できるのが強み。足もとデータセンター関連の案件獲得も好調で関連有力株として物色人気が集中している。急騰習性があるうえ、株式需給面では信用買い残がそれほど積み上がっておらず、上値の軽さが意識されているようだ。

■GDH <4437>  760円   +33 円 (+4.5%)  本日終値
 gooddaysホールディングス<4437>が大幅高で4日続伸。10時ごろ、東計電算<4746>と共同で、賃貸住宅の入居者がスマートフォンなどで快適に契約手続きを行える電子契約サービスの提供を開始したと発表しており、これを好感した買いが入った。GDHの不動産賃貸業向け電子署名サービスIMAoS(イマオス)と東計電算の賃貸管理システムJ-Rent(ジェイレント)が連携することで、賃貸住宅の入居者は郵送や書面による手続きが不要となり、不動産事業者からの連絡もSMSやEメールで届くため、時間や場所を選ばずにスマートフォンだけで契約手続きを行えるようになる。一方、不動産事業者はJ-Rent内に登録された不動産賃貸契約書や入居者の登録データを利用して簡単なクリック操作で電子契約の締結が可能となり、書面契約から電子契約への移行加速により、郵送費や事務コスト削減が期待できるとしている。

■アスカネット <2438>  421円   +17 円 (+4.2%)  本日終値
 アスカネット<2438>が大幅反。前週末18日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を24万5000株(自己株式を除く発行済み株数の1.56%)、または1億円としており、取得期間は7月22日から10月31日まで。株主還元の充実を図るとともに、経営環境の変化に対応し機動的な資本政策の遂行を可能とすることが目的としている。

■ニューラルグループ <4056>  801円   +32 円 (+4.2%)  本日終値
 ニューラルグループ<4056>は3日ぶりに反発した。同社は22日、上司と部下の1対1の面談を支援する同社のサービス「KizunaNavi」と、カオナビ(東京都渋谷区)が提供する人材マネジメントシステムを連携する業務提携を締結したと発表。これを材料視した買いが入った。API連携により、カオナビのプラットフォーム上で、「KizunaNavi」を利用できるようにする。カオナビの顧客基盤をもとに、ニューラルGは自社サービスの導入拡大を図る。

■ゲンダイエージェンシー <2411>  434円   +15 円 (+3.6%)  本日終値
 ゲンダイエージェンシー<2411>は反発し、2023年7月以来、おおよそ2年ぶりの高値圏に浮上した。同社は18日の取引終了後、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。売上高が前年同期比5.6%増の19億9400万円、営業利益が同3.3倍の2億1100万円、最終利益が同3.5倍の1億3900万円になった。通期の計画に対する営業利益の進捗率は38.4%に上り、評価されたようだ。ゲンダイはパチンコホールの広告を主力にする。4~6月期は集客力の高い来店プロモーション企画や収益性の高いインターネット広告の拡販を進めた。また、パチンコホール分野以外の顧客の開拓にも取り組み、広告事業は売上高が同3.6%増の19億4100万円、セグメント利益が同89.3%増の2億4600万円と増収増益となった。

●ストップ高銘柄
 unbanked <8746>  396円   +80 円 (+25.3%) ストップ高   本日終値
 光陽社 <7946>  1,611円   +300 円 (+22.9%) ストップ高   本日終値
 インフォメティス <281A>  1,712円   +300 円 (+21.3%) ストップ高   本日終値
 東邦レマック <7422>  899円   +150 円 (+20.0%) ストップ高   本日終値
 リベルタ <4935>  3,320円   +504 円 (+17.9%) ストップ高   本日終値
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

株探ニュース

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