【今週読まれた記事】懸念払拭のデータセンター、特需前夜の関連株は

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コラム

 株探でその週によく読まれた記事を紹介する【今週読まれた記事】のコーナー、今週は7月12日から18日までの株探へのアクセス状況を元に人気の記事をご紹介します。

 今週の日経平均株価は前週末比249円高の3万9819円で取引を終了。米国市場では騰勢が続いており、日本株もこれに追随する動きとなりました。足もと為替市場の円安・ドル高も輸出関連に追い風となって一時4万円大台を回復する場面もありました。「秋にかけて、昨年7月の史上最高値4万2426円に挑戦するだろう」と強気の見方をするのは、今週もアクセスランキングトップ10入りの人気相場コラム「【杉村富生の短期相場観測】 ─良好な需給と経営改革が株高を支援!」の杉村氏。その根拠として「良好な需給」を挙げています。【投資部門別売買動向】によると海外投資家は15週連続で日本株を買い越し。これは2012年のアベノミクス相場初動に記録した18週連続買い越しに次ぐ長さということです。

 ただ、史上最高値を連発している米国株の状況と比べると、日本株の上昇ペースはやや物足りなくもあります。「それはなぜか。やはり日米関税政策を巡る不確実性が最大の要因か。加えて参院選への不安だ」と分析するのは「【植木靖男の相場展望】 ─インフレ相場の戦機近づく?」の植木氏。今週は特に参院選の直前ということで手控えムードが強かったように思われます。自民党の苦戦が報じられており織り込みも進んではいますが、選挙後にどのような情勢となるかは不透明です。3連休明けの日本市場はアク抜けとなるか、はたまた波乱を巻き起こすか、要注目です。

 日米関税交渉の影響はどうでしょうか。「依然不透明感が強く、相場の波乱要因として当面は火種が尽きないとみている」と語るのは<相場観特集>で見通しを伺った松井証券 投資メディア部長 シニアマーケットアナリストの窪田朋一郎氏。このところ「TACOトレード」などと揶揄されるトランプ米大統領の方針転換が続くなか、窪田氏は「やや楽観的に織り込み過ぎてしまっているきらいもある」と指摘。もし強硬姿勢が貫かれた場合、「株式市場でもタイムラグをおいて売り圧力が一気に強まるようなケースを警戒しなければならない」と述べています。この記事は多くの方に読まれランキング上位入りとなりました。

 相場コラムでは以下の記事もすべて上位ランキング入りしています。どの記事もお見逃しなく。

  【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─活躍の時を待つ「冷遇セクター」!問われる目利き力
  武者陵司「問題の根源は中国の過剰工業力、米関税はその副産物」
  安田秀樹【大ヒット「Switch2」の価値を維持するために任天堂に求められること】
  富田隆弥の【CHART CLUB】 7月は日柄調整を想定、"次の注目株"探しも

 世界最大の年金基金とされる、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が24年度末の保有株と運用資産を公開しました。GPIFの運用資産は249兆円に及び、市場への影響も大きなものとなりますが、運用は信託銀行を介して行われており普段は詳細を知ることができません。保有株の内訳の変遷や収支など、長期で株式投資を行う方は必見の情報が満載です。株探が11日に配信した「日本最大株主のGPIFが24年度末の保有株一覧(1801社)を公表、運用資産は60.8兆円」はランキング14位と、大きな反響を呼びました。


 米エヌビディアの騰勢が象徴するように、いまAI・半導体関連株への注目が再燃しています。中国発生成AI「ディープシーク」の発表から約半年、市場における評価が定まってきています。発表当時は「安価なAIが広まることで先端AIへの投資が過剰となる恐れがある」との懸念が囁かれましたが、現状を見るにその心配は払拭されたようです。結果的には様々なAIが棲み分けられ、先端AIへの投資は現在も盛んです。「再び人気爆発の気配、『データセンター送配電関連』変身前夜の8銘柄 <株探トップ特集>」は、AI投資の主軸となるデータセンター関連から、特需が期待される「送配電線設備」関連の本命8銘柄をピックアップ。見事アクセスランキング首位に輝きました。

 投資テーマ関連では、ここ増加が顕著な「M&A(企業買収・合併)」にスポットを当て、M&Aによって企業価値を向上させている注目企業を徹底リポートした「買収ラッシュで脚光、『M&A』駆使し成長ロード快走中の銘柄群 <株探トップ特集>」も多くのアクセスを獲得して上位入り。そのほか以下の記事もよく読まれています。

  いざ「現実買い」の舞台へ、AI搭載で進化加速「業務用清掃ロボ」関連 <株探トップ特集>
  食卓から消えるリスク、注目必至の「ウナギ関連」有望株・特選リスト <株探トップ特集>
  炎夏でサングラス特需発生、好業績続出「アイウェア関連」に熱視線 <株探トップ特集>

  「サイバーセキュリティ」が11位、証券口座の多要素認証を必須化へ<注目テーマ>

 銘柄スクリーニング特集では、25年12月期決算企業を対象に業績良好で“上方修正”する可能性が高い銘柄をリストアップした「上方修正“先回り”、25年12月期【業績上振れ】候補 37社選出 <成長株特集>」がトップ10入り。また、本決算月にかかわらず直近3ヵ月の3-5月期決算で“過去最高益”かつ“今期も最高益見込み”の銘柄を探った「利益成長【青天井】銘柄リスト〔3-5月期〕 24社選出 <成長株特集>」も大きな注目を浴び、週の半ば配信にもかかわらず上位ランキング入りとなりました。

 <割安株特集>では、今月買って月末に配当権利が得られる高利回り銘柄をランキングした「7月に配当取りを狙える【高利回り】ベスト30 <割安株特集>」がトップ10入り。「10万円以下で買える」シリーズも定番人気となっています。

  【高配当利回り銘柄】ベスト30 <割安株特集> 7月16日版
  10万円以下で買える、連続増益&低PBR 25社【プライム】編 <割安株特集>
  10万円以下で買える、連続増益&低PBR 25社【スタンダード】編 <割安株特集>


 今週の株探プレミアムコラムは「個人投資家大調査-2025」のアンケート回答者へのインタビューを基にした「すご腕投資家さんに聞く『銘柄選び』の技」シリーズより、投資歴30年で5億円ものトータルリターンを稼いだ億り人の“XYZさん(ハンドルネーム)”が登場。「三菱重は8倍株に、勝ち技の裏に『母子家庭差別』の悔しさ」では、“世界に誇れる日本企業”を選び抜き、テーマ投資で中長期の含み益を実現してきたXYZさんの銘柄選びのポイントを解説していきます。

 また、先週配信した「出世を諦め、投資で『非常識』を貫いたら資産2億円」が、プレミアム限定記事にもかかわらずアクセスランキング2位を獲得しました。“たむさん”に最大のリターンをもたらしたJT<2914>の売買を通じて解説される個性的な売買手法が多くの支持を集めました。

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 日々多くの発表が行われる中、重要な発表を見逃さないための定番人気記事「明日の好悪材料」と「サプライズ決算」。先週末から今週にかけて配信した記事は以下の通りです。

  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (7月11日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (7月14日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (7月15日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (7月16日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (7月17日発表分)

  ★本日の【サプライズ決算】速報 (07月14日)
  ★本日の【サプライズ決算】速報 (07月15日)
  ★本日の【サプライズ決算】速報 (07月16日)
  ★本日の【サプライズ決算】速報 (07月18日)
  ※17日は「該当銘柄なし」

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