話題株ピックアップ【昼刊】:ノリタケ、コンヴァノ、ディスコ
投稿:
■ノリタケ <5331> 4,285円 +375 円 (+9.6%) 11:30現在 東証プライム 上昇率2位 ノリタケ<5331>が急反発し、年初来高値を更新した。投資会社であるストラテジックキャピタル(東京都渋谷区)が17日の取引終了後に関東財務局へ提出した大量保有報告書で、ノリタケの株式について5.10%を保有していることが新たに明らかになった。アクティビストの保有により、資本効率の向上に向けた取り組みを積極化するとの思惑が広がり、買いが集まった。報告義務発生日は7月10日。保有目的は「純投資及び状況に応じて重要提案行為等を行うこと」としている。 ■コンヴァノ <6574> 9,220円 +690 円 (+8.1%) 11:30現在 コンヴァノ<6574>が3連騰している。17日の取引終了後に8月1日を基準日として1株を10株に株式分割すると発表したことが好感されている。投資家がより投資しやすい環境を整えるため、株式分割により投資単位を引き下げ、更なる株式の流動性向上と投資家層の拡大を図ることが目的という。 ■栄研化学 <4549> 2,145円 +45 円 (+2.1%) 11:30現在 栄研化学<4549>が4日続伸している。17日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、イギリスに本拠を置く投資会社ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンドとその共同保有者による保有割合が26.78%から27.83%に上昇したことが判明しており、これを受けて需給思惑的な買いが入っているようだ。保有目的は、投資及び経営陣に対する経営の助言並びに状況に応じて重要提案行為などを行うことで、報告義務発生日は7月10日となっている。 ■江崎グリコ <2206> 4,550円 +43 円 (+1.0%) 11:30現在 江崎グリコ<2206>が続伸し、25日移動平均線を上抜けた。17日の取引終了後、英ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンドが提出した変更報告書において、米投資ファンドのダルトン・インベストメンツを含めた共同保有割合が8.17%から9.23%に上昇したことが明らかとなり、思惑視されたようだ。報告義務発生日は10日。ダルトン側は保有目的の項目において、株主価値の向上に向けて「発行者のコーポレートガバナンス、取締役会の構成、経営、事業、財務状況及び戦略に関して、建設的な対話を行うことを求めていく可能性がある」などと記載している。 ■富士フイルム <4901> 3,029円 +6 円 (+0.2%) 11:30現在 富士フイルムホールディングス<4901>がしっかり。18日付の日本経済新聞朝刊が、「富士フイルムホールディングス(HD)は2028年までに抗菌薬の原薬生産を始める」と報じた。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。記事によると、中国に依存する抗菌薬の国内自給に向けた投資活動が動き出すなか、富士フイルム傘下の富士フイルム富山化学が約100億円を投じて工場を増築するほか、ペニシリン系抗菌薬の製造に使う原薬を28年に量産するという。明治ホールディングス<2269>は原薬材料の生産設備を約30年ぶりに稼働させるとも伝えている。明治HDの株価も堅調に推移している。 ■ディスコ <6146> 42,150円 -4,820 円 (-10.3%) 11:30現在 東証プライム 下落率トップ ディスコ<6146>が急反落。同社は17日の取引終了後、26年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算発表にあわせ、第2四半期累計(4~9月)の業績予想を開示した。9月中間期の売上高予想は前年同期比1.1%増の1811億円、営業利益は同10.9%減の677億円、最終利益は同11.5%減の473億円となった。未定としていた中間配当予想は110円とし、前期の中間配当と比べて14円の減配計画としており、発表内容をネガティブに受け止めた売りが優勢となったようだ。4~6月期の売上高は前年同期比8.6%増の899億1400万円、営業利益は同3.3%増の344億8000万円、最終利益は同0.2%増の237億6700万円だった。生成AI向けの需要が高水準で推移するなか、出荷額は四半期で過去最高を記録した。一方、7~9月期においては減収減益を計画。出荷額は4~6月期の1111億円から836億円に減少し、前年の7~9月期(976億円)を下回る見通し。7~9月期の想定為替レートは1ドル=135円、1ユーロ=160円としている。 ■アドバンスクリエイト <8798> 328円 +80 円 (+32.3%) ストップ高 11:30現在 東証プライム 上昇率トップ アドバンスクリエイト<8798>がストップ高。生命保険や損害保険の販売代理店事業を手掛けており、Webサイトを中心に商品の紹介や販売を展開する。業績は低迷が続き、今年3月末時点で債務超過となっている。そうしたなか、17日取引終了後にライフネット生命保険<7157> 、SBIホールディングス<8473>、FWD生命保険、ブロードマインド<7343>、メットライフ生命保険に対し、普通株と優先株を1株150円で第三者割当増資を実施(払込日は9月5日)することを発表、合計約70億円を調達する。これがポジティブサプライズとなり投資マネーを呼び込む格好となった。 ■FDK <6955> 432円 +80 円 (+22.7%) ストップ高 11:30現在 FDK<6955>は商い伴い急騰。ストップ高となる前日比80円高の432円をつけた。同社は17日、水素貯蔵タンク用の新材料として高容量AB2型水素吸蔵合金を新たに開発したと発表した。水素貯蔵量の体積効率が液体水素の約2倍、高圧水素ガスの約7倍あり、重量当たりの水素貯蔵量は現在電池用途で主流のAB5型水素吸蔵合金と比べて約20%向上しているという。水素ステーション、燃料電池向けなど幅広い水素貯蔵タンクに対応可能としている。この発表を材料視した買いが足もと急速に強まっているようだ。 ■Hmcomm <265A> 911円 +150 円 (+19.7%) ストップ高 11:30現在 Hmcomm<265A>は物色人気を集めている。17日取引終了後、滋賀県守山市が公募した「官民連携プロジェクトサポート事業」で、同社が提案した「衛星データ×FAST-D漏水検知システム」が採択されたと発表。これが材料視されている。市内の水道インフラの老朽化対策として、漏水を検知する実証実験を実施する。衛星データや地理空間情報から事前に抽出した漏水の可能性が高いエリアに対し、同社が開発した異音検知AIソリューション「FAST-D」を用いて地中からの漏水音を収集し、これを解析して漏水兆候の有無や優先対応エリアの特定などを行う。この実証で得られた知見をもとに他の自治体への横展開を目指す。 ■美濃窯業 <5356> 1,161円 +154 円 (+15.3%) 11:30現在 美濃窯業<5356>が続急伸し年初来高値を更新している。きょう朝放送のBSテレビ東京系報道・情報番組「日経モーニングプラスFT」の「それいけマネー編集長」のコーナーで紹介されたことが好材料視されているようだ。「銘柄選びに生かせるIR資料」のテーマで、セメント向け耐火物でトップクラスであることや配当利回りの高さや、低PBRであることなどが紹介された。 ■スマサポ <9342> 1,138円 +150 円 (+15.2%) ストップ高買い気配 11:30現在 スマサポ<9342>がストップ高の1138円カイ気配となっている。17日の取引終了後に、25年9月末日時点の株主から株主優待制度を新設すると発表しており、これを好感した買いが流入している。毎年9月末日及び3月末日時点で3単元(300株)以上を保有する株主を対象に、保有株数300株以上600株未満でQUOカード2000円分(年間4000円分)、保有株数600株以上で同8000円分(年間1万6000円分)を贈呈する。 ■デジタルプラス <3691> 1,120円 +56 円 (+5.3%) 11:30現在 デジタルプラス<3691>が4日続伸している。17日の取引終了後、子会社デジタルフィンテックが運営する「デジタルウォレット」を、資金移動業に対応した「デジタルウォレット」として9月までにリリースすると発表しており、好材料視されている。資金移動業取得に伴う今回のリリースにより、報酬などの役務提供や中古品買い取り金など対価性のあるものを、地方銀行を含む全銀行やPayPayマネーライトやAmazonギフトカードなどのキャッシュレスから選んでリアルタイム受け取りができるようになる。まずは、国内主要ペイや各種サービスとの連携から着手し、将来的には地域通貨・暗号資産取引所・証券口座・海外のキャッシュレス・プリペイドなど、対応範囲を段階的に拡大し、金融機関や国の垣根を超えた送金先の多様化を図るとしている。 ■Birdman <7063> 291円 +10 円 (+3.6%) 11:30現在 Birdman<7063>は続伸。17日取引終了後、これまで未定としていた25年6月期連結業績予想について売上高を3億1900万円(前の期比84.7%減)、営業損益を5億1300万円の赤字(前の期18億4000万円の赤字)と発表した。前の期に多額の営業損失を計上したエンターテインメント関連のEX事業について不確定要素が多く、合理的な算定が困難なことから未定としていたが、現時点で入手可能な情報に基づき業績予想を算定した。前の期から赤字幅縮小の見通しを示したことがポジティブ視されている。 ■イメージ ワン <2667> 254円 +8 円 (+3.3%) 11:30現在 イメージ ワン<2667>が反発している。17日の取引終了後、GFA<8783>を割当先とする223万2100株の第三者割当増資と、GFA及びその筆頭株主であるシーキャッスル・シンガポール社を割当先とする第14回新株予約権の発行を行うと発表しており、財務体質の強化につながるとの見方から買われているようだ。払込期日・割当日は8月4日の予定で、調達資金30億1365万円は運転資金及びヘルスケアソリューション関連システム開発資金、アリスタゴラVCイスラエル・テクノロジー(ファンド)への出資資金、原子力産業関連分野開発資金、M&Aなどに充てる予定だ。なお、希薄化率は最大で113.97%となる。 ●ストップ高銘柄 スマサポ <9342> 1,138円 +150 円 (+15.2%) ストップ高買い気配 11:30現在 など、4銘柄 ●ストップ安銘柄 クリングルファーマ <4884> 578円 -100 円 (-14.7%) ストップ安売り気配 11:30現在 以上、1銘柄 株探ニュース