外為サマリー:FRB理事の利下げ主張を受け一時148円29銭まで軟化
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18日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=148円58銭前後と前日の午後5時時点に比べて15銭程度のドル安・円高となっている。 17日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=148円58銭前後と前日に比べ70銭程度のドル高・円安で取引を終えた。6月の米小売売上高をはじめ良好な米経済指標が相次いだことを受けて一時149円09銭まで上伸したが、米長期金利が伸び悩むとドル買いが一服した。 この日の東京市場はドル売り・円買いが先行し、朝方には148円29銭まで軟化する場面があった。ブルームバーグ通信などが「ウォラー米連邦準備制度理事会(FRB)理事は17日、今月29~30日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を0.25ポイント引き下げるべきだとの考えを示した」と伝え、FRBによる早期利下げ観測が広がったことがドルの重荷となったようだ。ただ、参院選を控えて一方向には持ち高を傾けにくく、その後のドル円相場は下げ渋る動きとなっている。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1624ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0035ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=172円73銭前後と同35銭程度のユーロ高・円安で推移している。 出所:MINKABU PRESS