明日の為替相場見通し=米景気の底堅さが確認できればドル買いへ

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 今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、日本時間今晩に発表される米経済指標が改善すれば堅調な展開となるだろう。予想レンジは1ドル=148円30銭~149円30銭。

 前日のニューヨーク市場ではパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の解任観測報道を受けてドルが急落する場面があったものの、トランプ米大統領が「パウエル氏解任の可能性は極めて低い」と軌道修正を図ったことからドル売り・円買いは一巡している。FRB議長の進退を巡る不透明感は残っているが、このあとの海外市場では米経済指標に関心が向かうことになる。6月の米小売売上高で消費回復が示されるかどうか、前週分の米新規失業保険申請件数で労働市場の底堅さが確認できるかどうかがドル円相場を左右しそうだ。ただ、20日投開票の参院選を控えて一方向には持ち高を傾けにくく、ドルの上値が重くなる可能性もある。

 なお、このほか今晩には7月の米フィラデルフィア連銀製造業景況指数、6月の米輸出入物価指数、7月の全米建設業協会(NAHB)住宅市場指数、5月の米企業在庫が発表される予定。また、クグラーFRB理事、クックFRB理事、ウォラーFRB理事の講演内容にも注目したい。

出所:MINKABU PRESS

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