話題株ピックアップ【夕刊】(3):unbank、パワーソリュ、北浜CP
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■unbanked <8746> 348円 +65 円 (+23.0%) 一時ストップ高 本日終値 unbanked<8746>が続急伸。同社は16日の取引終了後、簡易株式交付により、関連会社で融資型クラウドファンディング事業や投資・コンサル事業を営むクラウドバンクを子会社化すると発表。これが株価の刺激材料となったようだ。両社は2020年11月に資本・業務提携をし、金取引共同事業などを展開していた。unbankはクラウドバンクを子会社化することで、高度なフィンテック技術やオンラインプラットフォーム運営の知見、融資審査・債権管理等の業務プロセスを取り込み、企業価値の向上につなげる。26年3月期通期業績への影響は精査中としている。 ■パワーソリューションズ <4450> 1,660円 +300 円 (+22.1%) ストップ高 本日終値 パワーソリューションズ<4450>がストップ高。同社は16日の取引終了後、株主優待を新設すると発表した。毎年4月末及び10月末時点で100株以上を半年以上継続して保有する株主を対象に、QUOカードを4000円分(年8000円分)贈呈する。これを評価した買いが流入した。初回の今年10月のみ継続保有を条件に含めない。同社株式に投資する魅力を高め、より多くの株主が中長期的に株式を保有する状態を目指す。 ■北浜CP <2134> 61円 +9 円 (+17.3%) 本日終値 北浜キャピタルパートナーズ<2134>は6日ぶり反発。16日取引終了後、持ち分法適用会社トラストコーポレーションの株式を追加取得すると発表した。トラスト社が新たに発行する株式を引き受け、持ち株比率を20%から40%に高める。太陽光発電事業での収益の拡大とグループ全体の企業価値向上を目指す。これに伴い、26年3月期連結業績において持ち分法による投資利益の計上により、経常利益及び純利益がそれぞれ680万円増加する見込みという。これが材料視されたようだ。 ■TDSE <7046> 1,730円 +220 円 (+14.6%) 本日終値 TDSE<7046>は急伸。16日取引終了後、奈良先端科学技術大学院大学と共同で進めてきた自然言語処理研究の成果が最新AI技術の国際会議「COLM 2025」に採択されたと発表した。同研究では、大規模言語モデル(LLM)が検索と生成を繰り返すことで検索語を改良して文書検索精度を向上する新手法「IterKey」を提案し、検索拡張生成(RAG)全体の性能向上を実現した。これが材料視されたようだ。 ■ELEMENTS <5246> 1,064円 +100 円 (+10.4%) 本日終値 ELEMENTS<5246>が大幅続伸。グループのLiquidはきょう、DMM.com(東京都港区)が運営するDMM競輪の利用者の本人確認に、オンライン本人確認サービス「LIQUID eKYC」を提供したことを明らかにしており、これが株価を刺激したようだ。公的個人認証(JPKI)を活用し、マイナンバーカードのICチップをスマートフォンで読み取ることで、顔画像や本人確認書類の撮影を行うことなく、本人確認を完了できる仕組みを実現したという。 ■ドリーム・アーツ <4811> 3,815円 +255 円 (+7.2%) 本日終値 ドリーム・アーツ<4811>が大幅続伸し、年初来高値を更新した。17日午前8時30分、同社のサービスである業務デジタル化クラウドで、デジタル庁が提供する「デジタル認証アプリ」を活用したマイナンバーカードによる本人確認への対応を始めたと発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。ドリムアーツの「SmartDB(スマートデービー)」は、企業のDXに寄与するIT基盤をノーコードで開発・構築できる業務デジタル化クラウド。安全・確実な本人確認手段としてマイナンバーカードの利用拡大が見込まれるなか、SmartDBを活用する大企業が社外パートナーとの協働を効率的に進められるようにする。26年には全製品での本格運用を目指す。 ■シリコンスタジオ <3907> 978円 +48 円 (+5.2%) 本日終値 シリコンスタジオ<3907>が続伸。16日の取引終了後に、8月に東証スタンダードへの市場区分変更申請を実施すると発表したことが好感された。なお、詳細な変更申請日は未開示で、東証の承認を受けられない可能性もあるとしている。 ■サンコーテクノ <3435> 1,348円 +57 円 (+4.4%) 本日終値 サンコーテクノ<3435>が急反発した。同社は16日の取引終了後、株主優待制度を拡充すると発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。新たな制度では500株以上を保有する株主に対し、毎年9月30日と3月31日を基準日としてQUOカードを1000円分ずつ、年2回贈呈する。保有株式数が100株以上500株未満の株主に対しては従来通り、毎年3月31日を基準日としてQUOカードを500円分、年1回贈呈する形とする。今年9月末現在の株主を対象に、新たな株主優待制度を始める。 ■総合商研 <7850> 895円 +31 円 (+3.6%) 本日終値 総合商研<7850>が大幅反発。16日の取引終了後、25年7月期の期末配当予想を10円から20円に増額修正したことが好感された。25年7月期は3期連続増益が見込まれていることから、利益還元策の一環として特別配当10円を実施する。なお、年間配当予想は30円(前期20円)となる。 ■エータイ <369A> 3,120円 +85 円 (+2.8%) 本日終値 エータイ<369A>が続伸。株価は一時3300円まで買われ上場来高値を更新した。同社は6月26日に東証グロース市場に新規上場した直近IPO銘柄。永代供養墓を中心とした寺院コンサルティングを展開。墓地の利用者に後継者がいなくても寺院が永代にわたり供養・管理を行う永代供養墓の募集代行業務などを行っている。15日に発表した第3四半期(24年9月~25年5月)の単独営業利益は6億円だった。25年8月期通期の同利益は前期比43.9%増の7億2800万円が見込まれているが、進捗率は82%となっており今期業績には上振れ期待も出ている様子だ。 ■クリングルファーマ <4884> 678円 -150 円 (-18.1%) ストップ安 本日終値 クリングルファーマ<4884>がストップ安。同社は16日、EVO FUNDを割当予定先とした第16回新株予約権の発行と、日本における脊髄損傷急性期治療薬の承認申請に向けた臨床試験の追加実施の決定について発表。希薄化リスクが意識されたほか、新薬の早期実用化を巡る懸念も相まって、売りが膨らんだようだ。新株予約権の発行により、同社は手取り概算で約14億円を調達。脊髄損傷急性期を対象とする追加臨床開発費用や声帯瘢痕を対象とする市販用製剤開発費用、運転資金などに充てる。3月末時点の発行済み株式総数に対する希薄化率は24.86%となる。脊髄損傷急性期治療薬に関しては、第3相臨床試験終了後の医薬品医療機器総合機構(PMDA)との協議により得られた知見を踏まえて今後、有効性の追加データを取得したうえで、承認申請を行う予定。あわせて同社は25年9月期の業績予想の修正についても公表。売上高予想を従来の見通しの2億7200万円から7100万円(前期比11.3%減)に、最終損益の赤字幅の予想を13億8000万円から9億4600万円(前期は7億5600万円の赤字)に見直した。脊髄損傷急性期の国内承認申請のマイルストーン収入を想定していたが、今期中の承認申請が見込めなくなったほか、試験費用が来期にずれ込む影響などを踏まえ、予想に反映した。 ●ストップ高銘柄 バルクホールディングス <2467> 350円 +80 円 (+29.6%) ストップ高 本日終値 GreenBee <3913> 1,386円 +300 円 (+27.6%) ストップ高 本日終値 coly <4175> 2,229円 +400 円 (+21.9%) ストップ高 本日終値 アルファ <4760> 2,808円 +500 円 (+21.7%) ストップ高 本日終値 東邦レマック <7422> 546円 +80 円 (+17.2%) ストップ高 本日終値 など、10銘柄 ●ストップ安銘柄 クリングルファーマ <4884> 678円 -150 円 (-18.1%) ストップ安 本日終値 以上、1銘柄 株探ニュース