スマバが急落、25年6月期業績は一転営業赤字で着地し失望売り

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 スマートバリュー<9417.T>が急落した。同社は16日の取引終了後、25年6月期連結業績に関し、売上高がこれまでの予想の56億900万円から43億8500万円(前の期比15.0%増)、営業損益が6800万円の黒字から4億6200万円の赤字(前の期は3億800万円の赤字)で着地したようだと発表した。営業損益は黒字転換予想から一転して、前の期から赤字が拡大する格好となる。26年6月期の年間配当について前期比2円増配の10円となる見通しを示したものの、失望売りがかさんだ。

 デジタルガバメントセグメントとモビリティ・サービスセグメントの既存クラウドサービスで、単価が低下し受注が減少した。スマートベニューセグメントでの貸館事業のキャンセルなどによる稼働率の低下も響いた。スマートベニューセグメントにおけるリース会計基準の適用に加え、「GLION ARENA KOBE」の開業費用の増加もあり、損益悪化につながった。前期の最終損益は株式譲渡益の計上が特別損失を補い、300万円の黒字から8億8400万円の黒字(同3億4800万円の赤字)に上振れして着地したもようだとしている。

出所:MINKABU PRESS

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