続落、ダウ安やドル高で直近の安値更新も下げ幅は抑制=NY原油概況
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NY原油先物8 月限(WTI)(終値) 1バレル=66.52(-0.46 -0.69%) ニューヨーク原油は続落。 トランプ米大統領のロシアに対する制裁を巡り思惑で高値更新後に今後50日の猶予が付いたことで急反落した前日の地合いを引き継いで、この日はさらに安値を更新した。またロシアに加えてロシアと貿易を行っている国々(対ロシア経済制裁下に同国からの原油輸入を拡大させた中国、インドを念頭)にも制裁関税を課すとしたことで、地政学的リスクの買い意欲より原油需要懸念が優勢となった。さらに欧州連合(EU)とともに30%の関税を通告されたメキシコがこの日、8月1日までに合意しなければ、米国に対する関税対抗措置を示唆したことも弱材料視された。外部市場も6月の米消費者物価指数(CPI)の発表後にダウ平均株価が崩れて、為替もドル高に振れて、原油市場にとっては逆風となった。 MINKABU PRESS