ハピネス&D、今期最終を赤字拡大に下方修正、対純資産で63%の赤字

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決算

 ハピネス・アンド・ディ <3174> [東証S] が7月15日大引け後(15:40)に決算を発表。25年8月期第3四半期累計(24年9月-25年5月)の連結最終損益は4.3億円の赤字(前年同期は1.5億円の赤字)に赤字幅が拡大した。
 併せて、通期の同損益を従来予想の5.4億円の赤字→6.3億円の赤字(前期は4.5億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。赤字額は前期末の純資産を63.0%毀損する規模となった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した3-8月期(下期)の連結最終損益も従来予想の3.4億円の赤字→4.3億円の赤字(前年同期は4.4億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。

 同時に、今期の年間配当は引き続き未定とした。

 直近3ヵ月の実績である3-5月期(3Q)の連結最終損益は2.2億円の赤字(前年同期は1.3億円の赤字)に赤字幅が拡大し、売上営業損益率は前年同期の-4.2%→-8.4%に大幅悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 (1)連結個別の通期業績予想を修正したこと及び子会社No.(ナンバードット)についての第3四半期までの推移を踏まえてその予想を見直したことにより、売上高・営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益が前回予想を下回る見込みとなりました。 (2)個別通期の業績予想につきましては、第3四半期(2025年3月~2025年5月)の売上高及び売上総利益が前回の予想とほぼ同水準で推移いたしましたが、第4四半期(2025年6月~8月)において前回予想時をやや下回る見通しとなりました。販売費及び一般管理費につきましては、前回予想とほぼ同水準の見通しとなっておりますが、売上高及び売上総利益の弱含みを織り込んで営業利益及び経常利益の予想を修正いたしました。なお、2025年5月22日公表の「特別損失(店舗閉鎖損失引当金繰入額・減損損失)の計上見込みに関するお知らせ」及び本日公表の「2025年8月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」に記載のとおり、下期における不採算店9店舗の追加的な閉店を決定いたしました。追加閉店店舗は今期最終月までの営業を予定しており、営業損益に与える影響は比較的少ないものと予想しております。これらの見通しに2025年8月期第3四半期連結累計期間に計上いたしました特別損失及び繰延税金資産の取り崩しも織り込んだ上で、当期純利益の予想を修正いたしました。なお、期末配当予想につきましては未定に変更ございません。

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