TSIHDが急反発、6%中盤取得の自社株買いと3~5月期の最終益3.6倍に好感

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 TSIホールディングス<3608.T>が急反発した。同社は14日の取引終了後、取得総数を450万株(自己株式を除く発行済み株式総数の6.45%)、取得総額60億円を上限とする自社株買いの実施を発表。また26年2月期第1四半期(3~5月)の連結決算は、最終利益が前年同期比3.6倍の19億6600万円となった。中間期の計画を上回り、通期計画に対する進捗率は第1四半期ながら約47%に上った。株主還元姿勢と利益の上振れを期待した買いが入ったようだ。

 自社株取得は7月23日から12月31日の間に実施する。取得した株式は全て消却する予定。3~5月決算は売上高が前年同期比9.4%減の356億500万円だった。仕入原価率の低減に成功し、過年度在庫の整理も一巡した。TSIHDはあわせて、OMOプラットフォームやアパレル小売業を展開するデイトナ・インターナショナル(東京都渋谷区)の買収を発表した。買収総額は283億円で9月2日に株式を取得する予定。相互送客による新規顧客の獲得や関連商品の販売、スケールメリットを生かしたシナジーの創出が期待できるという。

出所:MINKABU PRESS

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