農業総研は8連騰、第3四半期営業利益2.5倍と自社株買い発表を好感
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農業総合研究所<3541.T>は8連騰し年初来高値を更新している。前週末11日の取引終了後に発表した第3四半期累計(24年9月~25年5月)単独決算が、売上高62億5000万円(前年同期比18.1%増)、営業利益1億4000万円(同2.5倍)、純利益9000万円(同84.4%増)と大幅増益となったことが好感されている。 過熱気味だった青果相場は第3四半期に入り葉物野菜を筆頭に沈静化したものの、上期までの青果相場高の影響などから流通総額が第3四半期までの過去最高を更新。また、買い取り委託の粗利率や各種施策による単価アップ、物流効率向上なども寄与した。 なお、25年8月期通期業績予想は、売上高80億円(前期比10.8%増)、営業利益2億円(同2.1倍)、純利益1億3600万円(同25.4%増)の従来見通しを据え置いている。 また同時に、上限を20万株(自己株式を除く発行済み株数の0.92%)、または9000万円とする自社株買いも発表しており、これも好材料視されている。取得期間は7月15日から8月31日までで、市場買い付けのほか、東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による買い付けで取得する。 出所:MINKABU PRESS