ニッケが急反落、学校制服用素材の出荷減が響き25年11月期は一転営業減益の見通し
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日本毛織<3201.T>は急反落した。同社は前週末11日の取引終了後、25年11月期第2四半期累計(24年12月~25年5月)の連結決算とあわせて、通期業績予想の下方修正を発表。売上高予想は前回の見通しを63億円下回る1217億円(前期比5.4%増)、営業利益予想は7億円下回る113億円(同2.9%減)、最終利益予想は5億円下回る80億円(同10.8%減)に見直した。今期の営業利益は増益予想から一転、減益となる見通しとなり、見切り売りを促したようだ。 衣料繊維事業において学校制服用素材は流通在庫が積み上がり出荷が減少した。産業機材事業での自動車向け資材・ファクトリーオートメーション設備の受注が低調となったほか、寝装品・生活家電の販売も振るわなかった。衣料繊維事業や生活流通事業でのコスト増や、不動産開発関連での特別損失も見込み、これらの影響を通期の業績予想に織り込んだ。あわせて発表した5月中間期の売上高は前年同期比9.3%増の586億1200万円、営業利益は同5.4%増の49億2000万円、最終利益は同3.6%減の35億4300万円となった。 出所:MINKABU PRESS