米外為市場サマリー:米物価上昇思惑を背景に一時147円50銭台に上伸

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為替

 11日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=147円43銭前後と前日と比べて1円20銭弱のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=172円30銭前後と同1円15銭程度のユーロ高・円安だった。

 トランプ米大統領は10日、自身のSNSでカナダからの輸入品の一部に8月1日から35%の関税を課すとの書簡を公表。トランプ氏は同日に放送された米NBCニュースのインタビューで、通知を受け取っていない大半の国には15%か20%の関税を一律でかけることを検討していることも明かした。高関税が米国の物価を押し上げるとの見方から米長期金利が上昇したことを受け、日米金利差の拡大を意識したドル買い・円売りが断続的に流入。日米関税交渉の行方が不透明で日銀の追加利上げ観測が後退していることもあり、ドル円相場は一時147円52銭まで上伸した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1689ドル前後と前日に比べて0.0010ドル強のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS

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