外為サマリー:米物価上昇の思惑で146円50銭台に上伸

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為替

 11日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=146円56銭前後と前日の午後5時時点に比べて30銭程度のドル高・円安となっている。

 10日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=146円26銭前後と前日に比べ7銭程度のドル安・円高で取引を終えた。米経済指標で労働市場の底堅さが示されたことから一時146円79銭まで上伸したが、ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事が「7月に利下げを検討する可能性がある」との認識を示すと軟化した。

 ただ、この日の東京市場はドル買い・円売りが優勢となっている。トランプ米大統領が10日、カナダから輸入される製品に35%の関税を課すとする書簡を公表したことで、米関税政策が米物価上昇につながりかねないとの思惑が広がっているもよう。カナダドルやユーロに対してドル買いが進み、つれてドル円相場は午前9時50分ごろに146円50銭台に乗せた。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1674ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0060ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=171円10銭前後と同50銭程度のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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