米外為市場サマリー:一時146円70銭台に上伸するもFRB高官の利下げ示唆で軟化
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10日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=146円26銭前後と前日と比べて7銭程度のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=171円14銭前後と同35銭程度のユーロ安・円高だった。 この日に米労働省が発表した前週分の新規失業保険申請件数は、前の週から5000件減の22万7000件と7週間ぶりの低水準となった。米労働市場の底堅さが示されたことから米長期金利が上昇し、つれてドル円相場は一時146円79銭まで上値を伸ばした。ただ、米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事が「7月に利下げを検討する可能性がある」との認識を示すと、米長期金利の上昇幅が縮小するとともに146円10銭台に軟化した。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1701ドル前後と前日に比べて0.0020ドル程度のユーロ安・ドル高だった。 出所:MINKABU PRESS