BBSec、前期経常を一転64%減益に下方修正、配当は5円増額
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ブロードバンドセキュリティ <4398> [東証S] が7月10日大引け後(17:00)に業績・配当修正を発表。25年6月期の経常利益(非連結)を従来予想の7.6億円→2.5億円(前の期は6.9億円)に67.0%下方修正し、一転して63.8%減益見通しとなった。 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した1-6月期(下期)の経常利益も従来予想の6.3億円→1.2億円(前年同期は2.8億円)に79.9%減額し、一転して55.2%減益計算になる。 同時に、前期の年間配当を従来計画の10円→15円(前の期は10円)に大幅増額修正した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 業績予想を下方修正した主たる要因は、売上高が前回予想値比1,076百万円減の6,103百万円となったことです。期初から総合ソリューション提案を強化する営業戦略に舵を切り、監査・コンサルティングの営業強化を図ることで、そこから派生する脆弱性診断、および情報漏えいIT対策の伸長を目指しておりました。顧客への提案は以前よりも総合的なものとなり、商談案件の金額としては大きく伸びたものの、クロージングや案件の精査に大きく時間を要しました。結果、売上高として計上するには想定以上に時間がかかることを見誤り、当期の売上高が大幅減少となりました。 一方、売上原価については、売上高の減少に伴う仕入れ減およびコスト削減等により前期より抑えることができ、また、販売費および一般管理費についても、ほぼ計画通りの見込みであります。 上記要因から、営業利益257百万円、経常利益251百万円、当期純利益142百万円の見込みとなります。3.株主の皆様へ このたびは、多大なるご心配をおかけすることとなり、深くお詫び申し上げます。 足許の当社のビジネス改革は着実に進展しており、事業基盤の強化と収益性の向上に向けた取り組みは、確実に成果を上げつつあります。 さらに、当社が属するサイバーセキュリティ業界全体としては、依然として旺盛な需要が続いており、今後の成長余地は大きいと確信しております。 当社はこの事業環境を最大限に活かし、持続的な成長と企業価値の向上を実現すべく、全力で取り組んでまいります。今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。※上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって、予想数値と異なる場合があります。 本日公表の「2025年6月期業績予想の修正に関するお知らせ」のとおり、当社は業績を大幅に下方修正することとなりました。 株主の皆様にはご心配をおかけすることとなり、深くお詫び申し上げます。 一方で、当社のビジネス改革は着実に進展しており、事業基盤の強化と収益性の向上に向けた取り組みは、確実に成果を上げつつあります。また、これまでの業績拡大により、財務基盤も継続的に強化されております。 さらに、当社が属するサイバーセキュリティ業界全体としては、依然として旺盛な需要が続いており、今後の成長余地は大きいと確信しております。 当社はこの事業環境を最大限に活かし、持続的な成長と企業価値の向上を実現すべく、全力で取り組んでまいります。 つきましては、株主の皆様の日頃のご支援に感謝の意を表するとともに、今後の当社のさらなる成長にご期待をいただきたく、これまで1株あたり年間10 円としておりましたところ、期末配当を5円増配し、1 株当たり年間 15 円とする予定です。 なお本件は、2025 年9月 19 日開催予定の第 26 回定時株主総会において付議する予定です。 また、2026年6月期の配当予想につきましては、1株当たり年間15円を基準とし、同水準またはそれ以上とする方針でおります。詳細は、2025年8月13日公表予定の2025年6月期決算短信にてお知らせする予定でおります。