ラクトJ、上期経常を67%上方修正・最高益予想を上乗せ、通期も増額、配当も32円増額

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決算

 ラクト・ジャパン <3139> [東証P] が7月9日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。25年11月期第2四半期累計(24年12月-25年5月)の連結経常利益を従来予想の23億円→38.3億円(前年同期は22.6億円)に66.5%上方修正し、増益率が1.8%増→69.5%増に拡大し、従来の2期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。
 上期業績の好調に伴い、通期の連結経常利益も従来予想の46億円→60億円(前期は43.2億円)に30.4%上方修正し、増益率が6.5%増→38.9%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

 同時に、今期の年間配当を従来計画の100円→132円(前期は80円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2025年11月期中間連結会計期間の業績につきましては、アジア事業のチーズ製造販売部門の販売数量は価格改定の影響等により期初計画をやや下回ったものの、それ以外の部門の販売数量は期初計画を上回り好調に推移しました。さらに、原料相場高や円安により販売単価が高値で推移したことから、売上高は期初計画を上回る見込みです。 また、利益につきましては、上記の増収効果に加え国内事業の乳原料・チーズ部門およびアジア事業のチーズ製造販売部門の利益率が想定より改善したこと、さらに、前期2024年11月期において発生した一部商品の品質不良に関わる受取補償金650百万円を当中間連結会計期間に営業外収益として計上する予定であることから、経常利益ならびに親会社株主に帰属する中間純利益についても期初計画を大幅に上回る見込みです。 通期の連結業績予想につきましては、世界的な景気の下振れリスクや、国内における乳価値上げならびに食品価格の上昇による消費減退懸念など、当社を取り巻く事業環境は厳しさを増す状況にありますが、上期の業績進捗および足元の受注動向等を勘案し、上記のとおり上方修正いたします。

  当社は、株主の皆さまに対する適切な利益還元を重要な経営課題のひとつと位置付けております。剰余金の配当につきましては、将来の成長に向けた事業展開と経営基盤強化のために必要な内部留保を確保しつつ、配当性向の向上に取り組むことを基本方針としております。 上記方針および連結業績予想の修正を踏まえて総合的に勘案した結果、2025年11月期の中間配当につきましては前回公表の配当予想のとおり1株当たり50円00銭とし、期末配当につきましては公表済みの配当予想から32円00銭増配し、1株当たり82円00銭といたします。 この結果、当期の年間配当予想は1株当たり132円00銭となります。*上記の業績予想は、現時点における入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後のさまざまな要因によって予想数値と異なる可能性があります。

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