話題株ピックアップ【夕刊】(1):ネクステージ、タダノ、MTG
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■ネクステージ <3186> 1,886円 +184 円 (+10.8%) 本日終値 東証プライム 上昇率トップ ネクステージ<3186>が急反発し年初来高値を更新した。7日の取引終了後、25年11月期の連結業績予想について、売上高を5800億円から6150億円(前期比11.3%増)へ、営業利益を150億円から170億円(同31.3%増)へ、純利益を95億円から108億円(同34.9%増)へ上方修正したことが好感された。上期において、商品ラインアップの充実を図ったことが奏功し、販売台数が想定以上に増加したことが牽引する。また、販管費の抑制を行うことで、利益が改善したことも寄与する。同時に発表した5月中間期決算は、売上高3089億3600万円(前年同期比16.6%増)、営業利益70億6900万円(同9.0%減)、純利益42億6500万円(同21.1%減)だった。 ■タダノ <6395> 1,054円 +98.1 円 (+10.3%) 本日終値 東証プライム 上昇率2位 タダノ<6395>は大幅反発。7日取引終了後、投資会社ジャパン・アクティベーション・キャピタル(東京都港区)から株式取得の通知を受けたと発表した。運用するファンドを通じて、タダノ株を1400万株(議決権ベースで11.02%)取得したという。これを受けて思惑的な物色が向かったようだ。 ■MTG <7806> 4,075円 +350 円 (+9.4%) 本日終値 MTG<7806>が続伸。同社は7日、全国942の病院内ショップで24時間リカバリーウェア「ReD(レッド)」の取り扱いが決定したと発表。また、きょうはスギホールディングス<7649>傘下のスギ薬局の1500店舗以上で取り扱われることも明らかにしており、これが材料視されたようだ。ReDは、8つの天然鉱石を配合した血行促進繊維「VITALTECH」により身体が放出する遠赤外線を吸収し、再び肌へ放出することで血行を促進するウェア。「血行促進」と「疲労回復」が期待できるという。 ■オムロン <6645> 3,788円 +285 円 (+8.1%) 本日終値 東証プライム 上昇率3位 オムロン<6645>は急反発。投資会社のジャパン・アクティベーション・キャピタル(JAC、東京都港区)が7日、オムロンとの間でパートナーシップ契約を締結したと発表した。JACはオムロン株を保有し、戦略的パートナーとして同社の持続的な成長と企業価値の向上を目指す。これを受け、オムロン株に思惑的な買いが入ったようだ。 ■dely <299A> 1,874円 +139 円 (+8.0%) 本日終値 dely<299A>が上場来高値を更新。同社は国内最大級の料理動画サービスである「クラシル」の運営を手掛け、買い物リワードアプリ「クラシルリワード」や人材採用サービス「クラシルジョブ」なども積極展開している。そうしたなか、7日取引終了後に「クラシルリワード」で業界初の全流通・全カテゴリの購買データを活用した新機能「AIレシート」の提供を開始したことを発表、これを材料視する買いを呼び込んだ。 ■ウェザーニューズ <4825> 4,230円 +215 円 (+5.4%) 本日終値 東証プライム 上昇率10位 7日に決算を発表。「今期経常は12%増で2期連続最高益、実質増配へ」が好感された。 ウェザーニューズ <4825> [東証P] が7月7日大引け後(15:30)に決算を発表。25年5月期の連結経常利益は前の期比33.7%増の44.6億円に拡大し、26年5月期も前期比11.9%増の50億円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。17期連続増収、7期連続増益になる。 ■中央発條 <5992> 1,722円 +64 円 (+3.9%) 本日終値 中央発條<5992>が切り返し急。7日の取引終了後、投資事業を手掛けるDOE5パーセント(東京都渋谷区)が提出した変更報告書のなかで、同社らによる中発条株の共同保有割合が7.71%から8.35%に上昇したことが明らかとなり、思惑視されたようだ。報告義務発生日は6月30日。DOE5パーセントの保有目的の項目には「純投資及び建設的な対話(エンゲージメント)を通じた中長期的な企業価値の向上(状況に応じて重要提案行為等を行うことを含む)」と記載されている。 ■マツキヨココ <3088> 3,065円 +88 円 (+3.0%) 本日終値 マツキヨココカラ&カンパニー<3088>は大幅続伸し年初来高値を更新した。SMBC日興証券は7日、マツキヨココの投資評価を3段階で真ん中の「2」から最上位の「1」に引き上げた。目標株価は2500円から3600円に増額修正している。ビューティー商材に注力しつつ大都市圏において重点的に出店を強化する方針の同社について、持続的な収益性の改善が期待できると指摘。競合大手との比較で中期的な投資妙味が高まったとみる。同証券はマツキヨココの27年3月期営業利益予想を881億円から949億円に見直した。 ■ライフコーポレーション <8194> 2,311円 +61 円 (+2.7%) 本日終値 ライフコーポレーション<8194>が後場急上昇。午前11時30分ごろに発表した第1四半期(3~5月)連結決算が、売上高2162億8500万円(前年同期比4.8%増)、営業利益77億6800万円(同11.9%増)、純利益55億8100万円(同14.7%増)と2ケタ増益で着地したことが好感された。4店舗の新規出店に加えて、ネットスーパーの拡大や「BIO-RAL」などのプライベートブランド商品の強化、鮮度・おいしさを追求した商品施策などを実施したことが売上高を牽引した。また、カイゼン活動による生産性向上やコスト最適化への取り組みを継続したことも寄与した。なお、26年2月期通期業績予想は、売上高8850億円(前期比4.1%増)、営業利益257億円(同1.7%増)、純利益180億円(同0.3%増)の従来見通しを据え置いている。 ■技研製作所 <6289> 1,421円 +37 円 (+2.7%) 本日終値 技研製作所<6289>は4日ぶり反発。この日午後1時ごろ、油圧式杭圧入引抜機「サイレントパイラーFシリーズ」に対応した「ハンドリングシステム」の新型機AM100Bを開発したと発表した。ハンドリングシステムとは、橋梁下での施工など空頭制限下で「硬質地盤クリア工法」を実施する際にパイルオーガの吊り込み・ケーシングの接続・切離などの作業を安全かつ効率的に実施することができるアタッチメントのこと。これを用いることで施工範囲が広がるという。これが材料視された。 株探ニュース