話題株ピックアップ【夕刊】(3):マックハウス、いつも、ワンプラ
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■マックハウス <7603> 416円 +80 円 (+23.8%) ストップ高 本日終値 マックハウス<7603>がストップ高。カジュアル衣料を全国チェーン展開するが、業績は売り上げが苦戦するなか損益も営業赤字が続いている状況で、新規参入による業容拡大など新境地開拓への思惑も浮上しやすくなっている。そうしたなか、前週末4日取引終了後に画像認識プラットフォームを核としたAIソリューションサービスを展開するトリプルアイズ<5026>の子会社で暗号資産マイニング国内トップのゼロフィールド(東京都港区)と、暗号資産事業に関する基本契約を締結したことを発表した。これを材料視する形で投資資金が集中した。 ■いつも <7694> 995円 +150 円 (+17.8%) ストップ高 本日終値 いつも<7694>がストップ高で新値追い。同社は4日、「TikTok Shop」で運営する公式ショップの商品が、Beauty&Personal Careのカテゴリーにおいて、オープン後3日間の合計でショートムービーやライブコマースのコンテンツ経由売り上げで1位を記録したと発表。これが株価を刺激したようだ。同社は1万3000件以上のEC支援実績に加え、海外でのTikTok Shop運営経験と、これまでの数年間にわたるライブコマースプラットフォーム運営、商品を販売するクリエイター特化のクリエイターエージェンシーの運営を生かし、ブランド・メーカー向けにTikTok Shopの総合支援サービスを提供している。 ■ワンダープラネット <4199> 1,115円 +150 円 (+15.5%) ストップ高 本日終値 ワンダープラネット<4199>がストップ高。同社は4日、バンダイナムコホールディングス<7832>傘下のバンダイナムコエンターテインメントが制作し、配信を予定しているモバイルゲーム「ジャンプ+ジャンブルラッシュ」の開発を担当していることを明らかにしており、これが材料視されたようだ。このタイトルは、「少年ジャンプ+」10周年を記念して制作されたジャンプ+キャラクターが多数出演するスマホゲーム。配信開始は今秋ごろを予定している。 ■サーキュレーション <7379> 772円 +100 円 (+14.9%) ストップ高 本日終値 サーキュレーション<7379>がストップ高。前週末4日の取引終了後、 PKSHA Technology<3993>がサーキュに対し、TOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。買付価格は1株901円で、完全子会社化を目的とする。サーキュの株価はTOB価格にサヤ寄せする動きをみせた。買付予定数の下限は482万4200株で、上限は設定しない。TOB成立後、所定の手続きを経て、サーキュは上場廃止となる見込み。買付期間は7日から8月19日まで。パークシャはサーキュとAI技術の活用やプロ人材の最適マッチングなど、顧客企業への提供価値最大化を共同で進めてきたが、相乗効果の更なる発揮につなげる。サーキュはTOBに対し、賛同の意見を表明した。東京証券取引所は4日、サーキュの株式を監理銘柄(確認中)に指定した。 ■ワイヤレスゲート <9419> 284円 +34 円 (+13.6%) 本日終値 ワイヤレスゲート<9419>が大幅高で、年初来高値を更新した。同社は4日取引終了後、訪日外国人観光客や国内旅行者向けに、国内で利用可能な500メガバイトの無料eSIMを企業が無料配布できる新サービス「WG FREE eSIM」の提供を開始したことを明らかにしており、これが材料視されたようだ。WG FREE eSIMは、店舗や企業が自社のマーケティング施策の一環としてeSIMを無料配布し、利用者が通信容量を追加購入(リチャージ)することで、その売り上げの一部が企業に還元される成果報酬型の仕組みを採用。これにより、旅行者のための無料データ通信を販促ツールとして活用しながら、新たな収益源の創出が可能になるとしている。 ■ニューテック <6734> 1,838円 +196 円 (+11.9%) 本日終値 ニューテック<6734>が急騰し年初来高値を更新した。同社は前週末4日の取引終了後、第1四半期(3~5月)連結決算を発表。売上高が前年同期比2.0倍の14億4300万円、純利益が4.3倍の7000万円になった。同社はストレージや周辺機器の製造開発や販売を手掛ける。堅調な業況を評価した買いが入ったようだ。新製品のMAGNAシリーズを含めRAID(レイド)が好調に推移し、ストレージ本体と周辺機器の売上高が前年同期と比べて大きく伸びた。医療関連品のキッティングも伸長した。 ■フルッタフルッタ <2586> 321円 +30 円 (+10.3%) 本日終値 フルッタフルッタ<2586>が3連騰し年初来高値を更新した。前週末4日の取引終了後、FOUR SEEDS FOOD EXPRESS(東京都港区)が運営するハワイアンテイストのグルメバーガー&サンドウィッチレストラン「クア・アイナ」で提供されている、フルッタのアサイーを使用した「アサイーボウル」が夏バージョンにリニューアルされたと発表したことが好材料視された。「アサイーボウル」はハワイの定番スイーツの1つとして知られ、「クア・アイナ」でも人気メニューの一つであることから、リニューアル効果への期待が高まっているようだ。 ■白洋舎 <9731> 3,610円 +330 円 (+10.1%) 本日終値 白洋舎<9731>がマドを開けて急伸し、2018年2月以来、およそ7年5カ月ぶりの高値圏で推移している。武士道アセットマネジメントが前週末4日の取引終了後に関東財務局へ提出した大量保有報告書で、白洋舎の株式について新たに5%を超えて保有していることが明らかとなり、株価の刺激材料となったようだ。同報告書によると、武士道アセットマネジメントの保有割合は6.51%。報告義務発生日は6月30日。保有目的は「純投資」としている。 ■電算 <3640> 2,825円 +167 円 (+6.3%) 本日終値 電算<3640>が全体軟調地合いのなか強さを発揮し6%を超える上昇で2800円台まで上値を伸ばした。6月17日につけた年初来高値2857円を払拭しての新値街道突入を意識させる動きとなっている。情報処理システムの開発を手掛けるが、本社を長野市に構え信越を地盤に地方自治体向けの需要獲得を進め、首都圏にも営業エリアを広げている。業績変化率は目を見張るものがあり、にわかにマーケットでも注目度が高まっているもよう。生成AI市場の拡大を背景としたデータセンター建設ラッシュが進むなか収益環境の追い風は強く、26年3月期営業利益は前期比7割を超える大幅増益で過去最高更新が続く見通しにある。PERがわずか5倍台ということもあって、データセンター関連の出遅れとして継続的な投資資金の流入が観測される。 ■AppBank <6177> 111円 +6 円 (+5.7%) 本日終値 AppBank<6177>が高い。午前10時ごろ、農林水産省「鳥獣被害防止総合対策交付金(全国ジビエプロモーション事業)」の「ジビエ需要拡大・普及推進事業」実施事業者に選定されたと発表しており、好材料視された。全国ジビエプロモーション事業は、捕獲鳥獣を利用した食肉(ジビエ)、ペットフードまたは皮革などの全国的な消費拡大を図るため、キャンペーン期間を設定した協賛飲食店などでのフェア開催やジビエ関連情報の発信などの取り組みを実施するもの。同社が実施事業者となった「ジビエ需要拡大・普及推進事業」は、同プロモーション事業のなかでも、特にメディアサイトや動画、関連イベントの開催などを通じて、社会に対して広く情報発信を行い、全国的な消費拡大を図る。 ●ストップ高銘柄 バルクホールディングス <2467> 315円 +80 円 (+34.0%) ストップ高 本日終値 売れるG <9235> 1,620円 +300 円 (+22.7%) ストップ高 本日終値 レナサイエンス <4889> 2,287円 +400 円 (+21.2%) ストップ高 本日終値 データセクション <3905> 2,386円 +400 円 (+20.1%) ストップ高 本日終値 ビーマップ <4316> 529円 +80 円 (+17.8%) ストップ高 本日終値 など、9銘柄 ●ストップ安銘柄 なし 株探ニュース