話題株ピックアップ【夕刊】(1):円谷フィHD、リベラウェア、セルシス
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■円谷フィHD <2767> 2,232円 +229 円 (+11.4%) 本日終値 東証プライム 上昇率トップ 円谷フィールズホールディングス<2767>が急騰。米運用大手のキャピタル・リサーチ・アンド・マネージメントが7日に提出した大量保有報告書のなかで、円谷フィHDの株式について新たに5%を超えて保有していることが明らかとなった。長期投資で知られる運用主体による保有判明を好感した買いが入ったようだ。同報告書によるとキャピタル・リサーチの保有割合は5.95%。報告義務発生日は6月30日。保有目的は「顧客である日本国外の投資信託のための純投資」としている。 ■Liberaware <218A> 1,755円 +170 円 (+10.7%) 本日終値 Liberaware<218A>が大幅続伸。7月6日朝に放送されたTBSテレビ系経済情報バラエティ番組「がっちりマンデー!!」で紹介されたことが好材料視された。「僕たち上場しました!2025」の特集で取り上げられた3社のうちの1社としてトヨコー<341A>、シマダヤ<250A>と紹介されており、同社の超狭小空間点検ドローン「IBIS」が実際に飛行する様子などが紹介された。 ■セルシス <3663> 1,605円 +120 円 (+8.1%) 本日終値 東証プライム 上昇率3位 セルシス<3663>が後場上げ幅を拡大。午後1時ごろ、集計中の6月中間期単独業績について、売上高が従来予想の45億400万円から47億3800万円へ、営業利益が11億800万円から15億1800万円へ、純利益が8億900万円から8億4500万円へ上振れて着地したようだと発表しており、好材料視された。今年3月に実施した「CLIP STUDIO PAINT」のメジャーバージョンアップ後の、買い切り版の販売やサブスクリプション契約が計画を上回る実績となったことが要因。また、費用が計画通りに推移したことも寄与した。なお、前年同期は連結決算を開示していたため、前年同期比の記載はない。 ■インターメスティック <262A> 1,761円 +130 円 (+8.0%) 本日終値 東証プライム 上昇率4位 インターメスティック<262A>は大幅高。前週末4日取引終了後、6月度の国内月次売り上げ速報を発表。既存店は前年同月比2.1%増とプラス基調を維持した。各種コラボレーション商品やプロモーション、UV関連商品が堅調だった。全店ベースでは同6.1%増だった。これが好感された。 ■日本ヒューム <5262> 2,291円 +148 円 (+6.9%) 本日終値 東証プライム 上昇率5位 日本ヒューム<5262>は大幅高。5日、大阪市東淀川区で水道管の破損事故が起きた。各報道によると道路の地下にある水道管から水が漏洩し、交差点一帯が冠水したという。こうした事故は規模の大小を問わず各地で発生しており、メディアを通じてここ頻繁に伝わっている。政府は先月、事業規模20兆円強とする国土強靱化の新たな中期計画を閣議決定した。これを背景に株式市場では水道関連株への関心が継続しており、きょうは前述の冠水事故を受けて日ヒュムのほか、水道コンサルのNJS<2325>、日水コン<261A>など関連銘柄への物色が強まったようだ。 ■良品計画 <7453> 7,197円 +277 円 (+4.0%) 本日終値 良品計画<7453>が続騰し新高値をつけた。SMBC日興証券が前週末4日、良品計画の目標株価を4400円から7700円に増額修正した。投資評価は最上位の「1」を継続している。8月に予定されるMSCI指数の採用候補に挙げられる良品計画に関し、組み入れ発表後の一時的な株価調整には留意が必要とする一方、トランプ関税の影響が少ない内需株としての安心感があると指摘。中国での事業成長の期待が強まる可能性などにも言及する。同証券は良品計画の26年8月期営業利益予想を従来の698億円から899億円に引き上げている。 ■ジンズホールディングス <3046> 8,460円 +300 円 (+3.7%) 本日終値 ジンズホールディングス<3046>が高い。前週末4日の取引終了後に発表した6月度の月次売上状況(速報)で、国内アイウェアショップの既存店売上高が前年同月比8.6%増となり、29カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。継続的なキャンペーン活動により高単価商品の販売が好調に推移したことに加えて、気温の上昇に伴いサマーシーズンに向けた季節性商品が売り上げを牽引した。なお、全店売上高は同13.3%増だった。 ■ディスコ <6146> 42,000円 +1,450 円 (+3.6%) 本日終値 ディスコ<6146>は切り返し急。4万円大台近辺で値固めの動きにあるが足もとでは強弱観対立のなかも上値を慕う展開となっている。ここ半導体関連株への見直しの動きが相次ぐなか、同社株もその流れに乗っている。前週末4日取引終了後、26年3月期第1四半期(25年4~6月)の個別売上高を発表したが、前年同期比10.1%増の754億円と2ケタ伸長をみせるなど好調だった。会社側の計画は613億円でこれを140億円あまり上回った。また、出荷額は前年同期比8.5%増の930億円で四半期ベースとしては過去最高を記録した。足もとでこれを好感する買いが優勢となった。 ■NEC <6701> 4,025円 +88 円 (+2.2%) 本日終値 NEC<6701>が5日ぶりに反発した。長期保有で知られる米運用大手のキャピタル・リサーチ・アンド・マネージメントが7日、関東財務局に大量保有報告書を提出した。このなかで、キャピタル・リサーチによるNEC株の保有割合が5.14%となっていることが明らかとなり、好材料視されたようだ。報告義務発生日は6月30日。保有目的は「顧客である日本国外の投資信託のための純投資」としている。 ■アシックス <7936> 3,709円 +51 円 (+1.4%) 本日終値 アシックス<7936>が続伸。午後0時30分ごろに4~6月期における日本地域及びオニツカタイガーの売上高を発表。オニツカタイガーの日本地域における売上高が前年同期比78.9%増となり、うちインバウンド売上高が同2.0倍となったことが好感された。なお、日本地域全体の売上高は同28.4%増だった。 株探ニュース