話題株ピックアップ【昼刊】:リベラウェア、円谷フィHD、日ヒュム

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■Liberaware <218A>  1,730円   +145 円 (+9.2%)  11:30現在
 Liberaware<218A>が大幅続伸している。7月6日朝に放送されたTBSテレビ系経済情報バラエティ番組「がっちりマンデー!!」で紹介されたことが好材料視されている。「僕たち上場しました!2025」の特集で取り上げられた3社のうちの1社としてトヨコー<341A>、シマダヤ<250A>と紹介されており、同社の超狭小空間点検ドローン「IBIS」が実際に飛行する様子などが紹介された。

■円谷フィHD <2767>  2,149円   +146 円 (+7.3%)  11:30現在  東証プライム 上昇率トップ
 円谷フィールズホールディングス<2767>が強含んでいる。米運用大手のキャピタル・リサーチ・アンド・マネージメントが7日に提出した大量保有報告書のなかで、円谷フィHDの株式について新たに5%を超えて保有していることが明らかとなった。長期投資で知られる運用主体による保有判明を好感した買いが入ったようだ。同報告書によるとキャピタル・リサーチの保有割合は5.95%。報告義務発生日は6月30日。保有目的は「顧客である日本国外の投資信託のための純投資」としている。

■日本ヒューム <5262>  2,285円   +142 円 (+6.6%)  11:30現在  東証プライム 上昇率3位
 日本ヒューム<5262>は大幅高。5日、大阪市東淀川区で水道管の破損事故が起きた。各報道によると道路の地下にある水道管から水が漏洩し、交差点一帯が冠水したという。こうした事故は規模の大小を問わず各地で発生しており、メディアを通じてここ頻繁に伝わっている。政府は先月、事業規模20兆円強とする国土強靱化の新たな中期計画を閣議決定した。これを背景に株式市場では水道関連株への関心が継続しており、きょうは前述の冠水事故を受けて日ヒュムのほか、水道コンサルのNJS<2325>、日水コン<261A>など関連銘柄への物色が強まったようだ。

■インターメスティック <262A>  1,739円   +108 円 (+6.6%)  11:30現在  東証プライム 上昇率4位
 インターメスティック<262A>は大幅高。前週末4日取引終了後、6月度の国内月次売り上げ速報を発表。既存店は前年同月比2.1%増とプラス基調を維持した。各種コラボレーション商品やプロモーション、UV関連商品が堅調だった。全店ベースでは同6.1%増だった。これが好感されている。

■フジHD <4676>  3,475円   +74 円 (+2.2%)  11:30現在
 フジ・メディア・ホールディングス<4676>は強弱観対立のなかも根強い買いが入り頑強な値動きを示している。旧村上ファンドの流れを汲むアクティビストである投資会社レノが投資家の野村絢氏らと共同で同社株を一貫して買い増す動きを続けている。直近では前週末4日にレノが関東財務局に提出した変更報告書で、レノと野村氏を合わせた保有株比率が14.35%と従前の13.32%から1%強高まったことが判明した。保有目的についてはかねてから「投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為などを行うこと」としており、足もと現在進行形で株式買い増しの動きを続けていることから、同社の株価を改めて刺激する格好となっている。

■ディスコ <6146>  41,400円   +850 円 (+2.1%)  11:30現在
 ディスコ<6146>が買われている。4万円大台近辺で値固めの動きにあるが足もとでは強弱観対立のなかも上値を慕う展開となっている。ここ半導体関連株への見直しの動きが相次ぐなか、同社株もその流れに乗っている。前週末4日取引終了後、26年3月期第1四半期(25年4~6月)の個別売上高を発表したが、前年同期比10.1%増の754億円と2ケタ伸長をみせるなど好調だった。会社側の計画は613億円でこれを140億円あまり上回った。また、出荷額は前年同期比8.5%増の930億円で四半期ベースとしては過去最高を記録した。足もとでこれを好感する買いが優勢となっている。

■コーナン商事 <7516>  3,960円   +75 円 (+1.9%)  11:30現在
 コーナン商事<7516>が続伸している。前週末4日の取引終了後に発表した6月度の月次売上動向で、既存店売上高が前年同月比1.3%増と3カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感されている。前年よりも休日が1日少ない影響があったものの、高気温を背景にファン付ウェアなどの夏用作業着や殺虫剤の売り上げが伸びた。また、先月に引き続きエアコンや扇風機のほか、紙製品や衣料洗剤などの日用消耗品も堅調だった。なお、全店売上高は同5.8%増だった。

■NEC <6701>  4,012円   +75 円 (+1.9%)  11:30現在
 NEC<6701>が5日ぶりに反発した。長期保有で知られる米運用大手のキャピタル・リサーチ・アンド・マネージメントが7日、関東財務局に大量保有報告書を提出した。このなかで、キャピタル・リサーチによるNEC株の保有割合が5.14%となっていることが明らかとなり、好材料視されたようだ。報告義務発生日は6月30日。保有目的は「顧客である日本国外の投資信託のための純投資」としている。

■すかいらーく <3197>  3,062円   +42 円 (+1.4%)  11:30現在
 すかいらーくホールディングス<3197>は小動き。前週末4日取引終了後、6月度すかいらーくグループIRレポート(速報値)を発表。既存店売上高は前年同月比3.9%増と引き続きプラス基調を維持した。前年に「鬼滅の刃」コラボを実施した反動があったものの、主力ブランドのガスト、しゃぶ葉、ジョナサンが堅調に推移し想定通りの進捗となった。全店ベースでは同9.5%増だった。

■マクドナルド <2702>  6,020円   +70 円 (+1.2%)  11:30現在
 日本マクドナルドホールディングス<2702>が堅調な動き。前週末4日の取引終了後に発表した6月度売上高で、既存店売上高が前年同月比3.6%増と6カ月連続で前年実績を上回ったことが好材料視されている。5月に続いて、「てりやきマックバーガー」と「てりやきチキンフィレオ」をテーマに、北海道・瀬戸内・博多それぞれのご当地食材を使用した4つの新商品を期間限定で販売したことなどが寄与した。なお、全店売上高は同5.1%増だった。

■ハイレックス <7279>  2,149円   +19 円 (+0.9%)  11:30現在
 ハイレックスコーポレーション<7279>が5日続伸している。前週末4日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好材料視されている。上限を80万株(自己株式を除く発行済み株数の2.13%)、または15億円としており、取得期間は7月4日から来年3月31日まで。経営環境の変化に対応できる機動的な資本政策の遂行及び株主への利益還元を目的としている。

■アスクル <2678>  1,401円   -164 円 (-10.5%)  11:30現在  東証プライム 下落率トップ
 アスクル<2678>は急落した。同社は前週末4日の取引終了後、25年5月期の連結決算発表にあわせ、26年5月期の業績予想を開示した。今期の売上高は前期比3.9%増の5000億円、最終利益は同27.2%減の66億円となる見込み。基幹システムに関する償却の開始や一過性コストの影響で減益を見込む。2ケタの減益予想を嫌気した売りが膨らんでいる。なお、同社はあわせて中期経営計画を公表。29年5月期に売上高を5400億~6000億円(25年5月期実績4811億円)に伸ばし、営業利益率を3.7~5.0%(同2.9%)、ROE(自己資本利益率)を15.0~20.0%(同11.6%)に高める目標を掲げた。

■安川電機 <6506>  2,877円   -278 円 (-8.8%)  11:30現在  東証プライム 下落率2位
 安川電機<6506>が大幅続落している。前週末4日の取引終了後、26年2月期の連結業績予想について、売上高を5500億円から5150億円(前期比4.2%減)へ、営業利益を600億円から430億円(同14.3%減)へ、純利益を465億円から330億円(同42.1%減)へ下方修正し、営業利益を増益予想から一転減益予想としたことが嫌気されている。米国の関税政策の影響により需要の先行きに不透明感が強まったとして各セグメントの売上高見通しを下方修正した。同時に発表した第1四半期(3~5月)決算は、売上高1256億4200万円(前年同期比5.1%減)、営業利益105億300万円(同5.5%減)、純利益69億5200万円(同24.4%減)だった。モーションコントロールは、受注残の正常化を進めた前年同期に比べて減収となったものの日米の需要を確実にとらえることができ、減収減益ながら想定通りに着地した。一方、ロボットは為替の影響により減収となったものの、生産稼働率の改善や内製化の効果などで増益を確保した。

■日産自動車 <7201>  338.9円   -15.4 円 (-4.4%)  11:30現在  東証プライム 下落率6位
 日産自動車<7201>は軟調推移。日本経済新聞電子版が6日、「日産自動車が台湾電機大手の鴻海(ホンハイ)精密工業と電気自動車(EV)分野の協業に向けて協議を始めた」と報じた。追浜工場の活用を軸として協業を検討しているという。もっとも、トランプ米政権による関税政策を巡る不透明感が台頭するなかで、自動車株全般に買い手控えムードが広がっている。日産自の国内での主力工場である追浜工場の稼働率の向上と安定化につながると期待して買い上がる姿勢は限られ、朝安後は下げに沈む展開となった。

■マックハウス <7603>  416円   +80 円 (+23.8%) ストップ高   11:30現在
 マックハウス<7603>がカイ気配スタートで一気に水準を切り上げている。カジュアル衣料を全国チェーン展開するが、業績は売り上げが苦戦するなか損益も営業赤字が続いている状況で、新規参入による業容拡大など新境地開拓への思惑も浮上しやすくなっている。そうしたなか、前週末4日取引終了後に画像認識プラットフォームを核としたAIソリューションサービスを展開するトリプルアイズ<5026>の子会社で暗号資産マイニング国内トップのゼロフィールド(東京都港区)と、暗号資産事業に関する基本契約を締結したことを発表した。これを材料視する形で投資資金が集中している。

■いつも <7694>  995円   +150 円 (+17.8%) ストップ高   11:30現在
 いつも<7694>がストップ高まで買われ、新値追いとなっている。同社は4日、「TikTok Shop」で運営する公式ショップの商品が、Beauty&Personal Careのカテゴリーにおいて、オープン後3日間の合計でショートムービーやライブコマースのコンテンツ経由売り上げで1位を記録したと発表。これが株価を刺激しているようだ。同社は1万3000件以上のEC支援実績に加え、海外でのTikTok Shop運営経験と、これまでの数年間にわたるライブコマースプラットフォーム運営、商品を販売するクリエイター特化のクリエイターエージェンシーの運営を生かし、ブランド・メーカー向けにTikTok Shopの総合支援サービスを提供している。

●ストップ高銘柄
 バルクホールディングス <2467>  315円   +80 円 (+34.0%) ストップ高   11:30現在
 トリプルアイズ <5026>  1,378円   +300 円 (+27.8%) ストップ高   11:30現在
 データセクション <3905>  2,386円   +400 円 (+20.1%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ビーマップ <4316>  529円   +80 円 (+17.8%) ストップ高   11:30現在
 など、8銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

株探ニュース

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