【今週読まれた記事】大資本がカバーできない“大化け株”繚乱の中小型株戦略

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コラム

 株探でその週によく読まれた記事を紹介する【今週読まれた記事】のコーナー、今週は6月28日から7月4日までの株探へのアクセス状況を元に人気の記事をご紹介します。

 名実ともに7月相場入りした今週の日経平均株価は前週末比339円安の3万9810円。先週からの連騰で2000円も上昇していただけに、利益確定の売りが顕在化しました。週央にはトランプ関税の交渉が難航する見通しが出始め、市場のセンチメントを悪化させました。一方、米国では重要指標が相次いで発表され、経済の好調を示すものとしてNYダウ、S&P500、ナスダックなど主要株価が最高値圏をまい進。この流れは日本株にとっても追い風となっており、日経平均が4万円台を回復する場面も何度かありました。

 「4月以降の外国人の買い越し額(現物)は4兆611億円に達する」と、日本株市場には海外投資家の資金が大量に流入していることを指摘するのは大人気相場コラム「【杉村富生の短期相場観測】 ─主役はAI、半導体関連セクター!」の杉村氏。「【投資部門別売買動向】海外勢は13週連続買い越し、累計買越額は4.4兆円に膨らむ (6月第4週)」でも海外勢の大量買い越しが確認できます。杉村氏は米国が進める外交・通商政策によって「世界はデカップリング(経済分断→3極構造)が進展、各国は生き残りを賭け防衛力の増強(GDP比5%)を断行する」と論じ、日本市場においてもこれらを背景にした防衛・AIなどのテーマが物色の中心になると予想しています。この記事は多くの方に読まれアクセスランキング6位を獲得しました。

 米国市場の騰勢については経済指標以外にも、より根本的な原因を探ることもできます。「投資銀行各社の動きを見ると、トランプ政権の不確実性によってフリーズしていた投資案件が、5月以降、明らかに再始動しているのが分かる」と語るのは「過熱感なき上昇相場、有効なのはAI銘柄への順張り戦略<大山季之の米国株マーケット・ビュー>」の大山氏。記事では関税政策がもたらす不透明感が後退しつつあることと、中東情勢の緊張緩和のタイミングが合致したことで「一気に前方の視界が開けた」と解説。こちらも多くの支持を得てランキング入りとなりました。

 相場コラムは今週もすべての記事がランキング入り。安く買って高く売るという一般的な理屈とは逆の「高く買って、より高く売れ」の勧めで有望銘柄を選出した「【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 黄金相場に突入!高く買って、より高く売れ!」は8位にランクインする人気に。また、先週末に配信した「【緊急インタビュー】日経平均4万円台回復、今後の展望は? 三井住友DSアセット・市川氏に聞く」が2週連続のランクインとなっています。どの記事もお見逃しなく。

  【植木靖男の相場展望】 ─恐る恐るの買いならば先行きはまだ高い
  【和島英樹のマーケット・フォーキャスト】─再評価の機運が広がる半導体関連株
  富田隆弥の【CHART CLUB】 4万円台乗せも、7月はピーク形成のサインに注意

  三井郁男氏【最高値更新に向かうのか? 7月相場の展望を聞く】 <相場観特集>


 海外投資家の資本流入によって全体指数が上昇するなか、個人はどのように戦うべきでしょうか。指数の更なる上昇を見込んで値がさ大型株や指数ETFなどに投資するのも一つの戦略ですが、海外ファンドなど大資本が買いにくい中小型株に目を向けるのも個人ならではの戦略です。中小型株に期待できる株価上昇率は大型株の比ではなく、大化けする銘柄を狙うのが株式投資の醍醐味の一つと言ってもよいでしょう。「裏に繚乱の道あり、『株価3ケタ台』の好業績材料株スペシャル5銘柄 <株探トップ特集>」は、株価3ケタ台の中小型株から業績好調、かつ外部要因に左右されにくい内需系の有望株5銘柄をピックアップ。多くのアクセスを獲得し、見事ランキング首位に輝きました。

 そのほか中小型株を扱った特集では、好調を維持するスタンダード市場と7月IPO銘柄の動向を探った「復活する中小型株市場、最高値邁進のスタンダード市場と7月IPOの行方 <株探トップ特集>」が上位ランキング入り。投資テーマ関連では以下の記事もよく読まれています。

  酷暑列島ニッポン、「ヒートアイランド化対策」この勇躍株に熱視線 <株探トップ特集>
  美容室生き残りで不可欠に、脚光浴びる「業務用化粧品・美容DX関連」 <株探トップ特集>
  逆走事故頻発で政府が対策本腰、「スマート道路」技術で注目の銘柄群 <株探トップ特集>

  「ペロブスカイト太陽電池」が8位にランク、経産省が導入促進の構えで注目度アップ<注目テーマ>
  「データセンター」が3位、東電HDが本格参入と報道<注目テーマ>


 アクセスランキング2位は、「高水準な配当利回り」かつ「今期最高益見込み」という有望銘柄にスポットライトを当てた「配当利回り“3.5%超”の【最高益】リスト〔第1弾〕46社選出 <成長株特集>」が獲得。時価総額500億円以上1500億円未満の3月期決算企業を対象にした「配当利回り“3.5%超”の【最高益】リスト〔第2弾〕43社選出 <成長株特集>」は週半ばの木曜日配信にもかかわらず早くも上位ランキング入りとなっています。明日6日19時半には〔第3弾〕が配信予定です。お楽しみに。

 <成長株特集>では先週配信した「最高益【復活】銘柄リスト〔第2弾〕33社選出 <成長株特集>」も人気で2週連続ランキング入り。<割安株特集>では「7月に配当取りを狙える【高利回り】ベスト30 <割安株特集>」がトップ10入りしたほか、以下の記事もよく読まれています。

  10万円以下で買える、大幅増益&低PBR 26社【プライム】編 <割安株特集>
  10万円以下で買える、大幅増益&低PBR 29社【スタンダード】編 <割安株特集>
  【高配当利回り銘柄】ベスト30 <割安株特集> 7月2日版


 今週の株探プレミアムコラムは、「個人投資家大調査-2025」のアンケート回答者へのインタビューを基にした「目指せ億トレ、頑張り投資家さんの稼ぎ技」より、パチスロで磨き上げた“期待値ベースの勝負姿勢”で1億円近いトータルリターンを稼いだ“ノリノリさん(ハンドルネーム)”が登場。第1回「狙うは『これから増配』、でも重視するのは『配当』より『跳ねる』」では、株価の上昇が期待できる“これから増配銘柄”の見極め方に注目。リターンの期待値を判断するための3つのポイントと、手仕舞いのタイミングについて具体例を交えながら紹介していきます。

 “ノリノリさん”編の最終回「『配当』重視で空売り、春のトランプ波乱では+500万円」では、増配カタリストで値上がり益を狙う“ノリノリさん”がリスクヘッジ目的で取り組んでいる空売りトレードにフォーカス。今年4月の“トランプ波乱相場”でも大きなリターンを叩き出すことに成功した秘訣や、空売りの際の注意点を詳細に分析していきます。

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 日々多くの発表が行われる中、重要な発表を見逃さないための定番人気記事「明日の好悪材料」と「サプライズ決算」。先週末から今週にかけて配信した記事は以下の通りです。

  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (6月27日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (6月30日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (7月1日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (7月2日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (7月3日発表分)

  ★本日の【サプライズ決算】速報 (06月30日)
  ★本日の【サプライズ決算】速報 (07月01日)
  ★本日の【サプライズ決算】速報 (07月02日)
  ★本日の【サプライズ決算】速報 (07月03日)
  ★本日の【サプライズ決算】速報 (07月04日)

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