10万円以下で買える、増収増益＆低PER 25社【プライム】編 ＜割安株特集＞

　少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ＳＢＩ証券と楽天証券のネット証券大手2社が株式の売買手数料無料化を打ち出すなど、投資家は手数料を気にせずに売買することが可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには注意が必要だ。

　東証プライム上場企業では293社が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、今期に増収増益を見込み、割安を見分ける基準となるPER(株価収益率)が市場平均を下回る銘柄に注目してみた。

　下表は東証プライム上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)今期の売上高と経常利益が前期比で増加、(3)予想PERが11倍未満――を条件に投資妙味が高まる25社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PERは4日現在)

　なお、6日(日)16時00分に「10万円以下で買える、増収増益＆低PER【スタンダード】編」を配信する予定です。ご期待下さい。

　　　　　　　　　　 最低投資　　┌─売上高─┐　　┌ 経常利益 ┐　 　予想
コード 銘柄名　　　　　　金額　 増収率　　　今期　 増益率　　 今期　　 PER
<7354> Ｄｍミックス　　 24000　　　5.0　　 22000　　 25.8　　 1750　　10.1
<8346> 東邦銀　　　　　 32800　　 21.7　　 85700　　　3.6　　11600　　10.2
<8515> アイフル　　　　 41700　　 11.4　　210700　　 11.9　　30000　　 8.4
<7593> ＶＴＨＤ　　　　 46800　　　5.2　　370000　　 18.2　　11500　　 8.1
<8881> 日神ＧＨＤ　　　 51200　　 10.2　　 84000　　 10.8　　 3400　　10.4

<5957> 日東精　　　　　 57400　　　6.4　　 50100　　　3.6　　 3700　　 9.0
<8524> 北洋銀　　　　　 58400　　 15.0　　173300　　 24.0　　34800　　 9.0
<3864> 三菱紙　　　　　 64200　　　2.3　　180000　　 75.9　　 8000　　 8.0
<9332> ＮＩＳＳＯ　　　 64800　　 13.2　　115000　　 12.3　　 4000　　 8.8
<8203> ＭｒＭａｘ　　　 67300　　　4.7　　143000　　　8.4　　 4100　　 8.3

<3834> 朝日ネット　　　 67900　　　3.2　　 13500　　　0.3　　 2370　　10.6
<3924> ランドコンピ　　 76000　　　5.6　　 14500　　 28.5　　 1880　　10.9
<7347> マーキュリア　　 77200　　 39.2　　　7750　　　168　　 3100　　 7.5
<9990> サックスバー　　 81200　　　2.2　　 53455　　　2.2　　 4219　　 8.9
<3941> レンゴー　　　　 82170　　　1.2　 1005000　　　2.1　　40000　　 8.5

<3231> 野村不ＨＤ　　　 85350　　 24.1　　940000　　　1.2　 108000　　 9.8
<7740> タムロン　　　　 86900　　　4.0　　 92000　　　3.6　　20000　　 9.4
<9997> ベルーナ　　　　 89200　　　1.8　　214600　　　1.8　　13500　　 9.0
<1332> ニッスイ　　　　 89350　　　1.6　　900000　　　0.6　　35500　　10.8
<2975> スターマイカ　　 94200　　 14.7　　 64061　　　8.1　　 4981　　 9.3

<6817> スミダコーポ　　 94200　　　0.0　　144000　　　215　　 4080　　 9.7
<5288> アジアパイル　　 96900　　 10.1　　111000　　 75.6　　 6800　　 8.8
<2060> フィードワン　　 98800　　　5.1　　311000　　　3.1　　 7000　　 7.3
<6809> ＴＯＡ　　　　　 99700　　　7.7　　 54500　　 19.9　　 4700　　10.9
<2307> クロスキャト　　100000　　　5.6　　 17100　　　4.8　　 1990　　10.3

※対象条件について、直近予想の「最終利益が経常利益の80％以上」の企業は、特別利益や税控除などにより一時的に最終利益がかさ上げされているケースが多いため、対象から除いた。
※単位は最低投資金額が円、売上高・経常利益が百万円、増益率・増収率が％、PERが倍。
※通期予想が最終赤字、今期無配・配当未定の銘柄は除いた。

株探ニュース