アウン、非開示だった前期最終は赤字縮小へ
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アウンコンサルティング <2459> [東証S] が7月4日大引け後(16:00)に非開示だった業績見通しを発表。25年5月期の業績予想は連結最終損益が1.1億円の赤字(前の期は1.3億円の赤字)に赤字幅が縮小する見通しと発表した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 業績予想につきましては、当社を取り巻く環境変化が激しいことから、合理的な業績予想の算出が困難であるため非開示としておりましたが、現時点で入手可能な情報をもとに公表するものであります。 当社グループは「業績回復」を最優先課題とし、グループ全体の効率化・合理化を図り、収益力を高めた新たな組織体制を構築してまいりました。 これまで、経営資源を日本本社に集約し、大手グローバルBtoB企業向けのアウトバウンドマーケティング支援(海外支援・海外向けSEOなど)の領域で営業活動の強化を行ってまいりました。その結果、お問い合わせ件数の増加、新規顧客の獲得、そして既存顧客の維持拡大へと繋がり、今後の成長軌道に乗るための足がかりを築くことができました。しかしながら、一部既存案件の解約、海外法人の解散及び清算による売上減少をカバーするまでには至らず、減収減益となる見通しです。 また、現在の経営環境を踏まえ、当社グループにおいて時価の下落や収益性が低下している資産については、下記のとおり、特別損失の計上により、減益となる見込みです。 なお、配当予想については変更ありません。■商品評価損の計上について商品評価損(売上原価) 当社の連結子会社AUN PHILIPPINES INC.(アウンフィリピン)が保有する販売用不動産の一部について、投下資本の早期回収を図るため、販売予定価格を見直し、商品評価損11,452千円を売上原価して計上いたします。■特別損失の計上について投資有価証券評価損 当社の連結子会社AUN PHILIPPINES INC.(アウンフィリピン)が保有する投資有価証券の一部について、取得価額に比べて実質価額が著しく下落したため、減損処理により投資有価証券評価損21,985千円を特別損失として計上いたします。■【個別決算】営業外費用及び特別損失の計上について貸倒引当金繰入額及び、関係会社株式評価損 当社の連結子会社AUN PHILIPPINES INC. (アウンフィリピン)について、上記に記載しました投資有価証券評価損の計上の影響により2025年5月末時点において、同社の状況が大きく改善しておらず、今後の回収見込みが不確実であるため同社への貸付金に対して51,975千円の貸倒引当金繰入額を計上いたします。 また、当社の連結子会社AUN PHILIPPINES INC. (アウンフィリピン)の株式について、業績の低迷などにより株式の実質価値が著しく低下していると認められることから、個別決算において、「金融商品に関する会計基準」に基づき、関係会社株式評価損4,149千円を特別損失として計上いたします。 なお、当該貸倒引当金繰入額及び関係会社株式評価損は当社の個別財務諸表にのみ計上されるものであり、連結決算において相殺消去されるため、連結業績への影響はありません。※その他、営業外収益及び営業外費用の計上につきましては、一部為替による変動はあるものの、軽微であり、2025年3月24日に公表しました内容(営業外収益及び営業外費用の計上に関するお知らせ)から変更ありません。(注)業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき当社において判断したものであります。予想には様々な不確定要素が内在しており、実際の業績はこれらの予想数値と異なる場合がございますので、この業績予想に全面的に依拠しての投資等の判断を行うことは差し控えてくださいますようお願い申し上げます。