米外為市場サマリー:米早期利下げ観測の後退で一時145円20銭台に上伸

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為替

 3日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=144円93銭前後と前日と比べて1円30銭弱のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=170円39銭前後と同90銭程度のユーロ高・円安だった。

 この日に発表された6月の米雇用統計は、非農業部門の雇用者数が前月比14万7000人増と市場予想を上回り、失業率は4.1%と5月の4.2%から低下した。また、前週分の米新規失業保険申請件数が前の週から減少したこともあり、米労働市場の底堅さを意識したドル買いが先行。米早期利下げ観測が後退するとともに米長期金利が上昇するなか、ドル円相場は一時145円23銭まで上伸した。その後は上げ一服商状となったが、米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した6月の米非製造業(サービス業)景況感指数が改善したことなどを支えに堅調推移。米連邦議会下院がトランプ米政権の主要政策を盛り込んだ大型の減税・歳出法案を可決し、トランプ米大統領の署名で成立する見通しとなったが、相場に織り込み済みとの見方から目立った反応はなかった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1757ドル前後と前日に比べて0.0040ドル強のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS

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