明日の為替相場見通し=米経済指標に左右される展開か
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今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、日本時間今晩に相次いで発表される米経済指標に左右されることになりそうだ。予想レンジは1ドル=143円30銭~144円50銭。 米民間雇用サービス会社ADPが2日発表した6月の全米雇用リポートで、非農業部門の雇用者数(政府部門は除く)が予想外に減少したことから米労働市場の減速懸念が浮上している。日本時間今晩に発表される6月の米雇用統計や前週分の米新規失業保険申請件数が弱い内容となった場合、米連邦準備理事会(FRB)の早期利下げ観測が強まりドル売り圧力となるだろう。ただ、6月の米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数や5月の米製造業受注が市場予想通りに改善すればドルの追い風となるほか、日銀の高田創審議委員が3日の講演で「足もとは利上げのいったん休止局面にある」と発言したことなどを受けた円売りもドルの支えとなる可能性がある。 出所:MINKABU PRESS