外為サマリー:米雇用統計への警戒感などから一時143円40銭台に軟化
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3日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=143円59銭前後と前日の午後5時時点に比べて30銭程度のドル安・円高となっている。 2日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=143円66銭前後と前日に比べ25銭程度のドル高・円安で取引を終えた。米長期金利の上昇を受けて一時144円10銭台に上伸したものの、4日の米祝日などを控えて上値は重かった。 この日の東京市場のドル円相場は軟調な展開となっている。前日に発表された米6月ADP雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想に反して減少したことで、今晩に発表される米6月雇用統計が警戒されているもよう。きょうは日銀の高田創審議委員の講演が予定され、内容次第では日銀の追加利上げ思惑が強まる可能性があり、午前9時30分すぎには143円45銭まで軟化する場面があった。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1807ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0035ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=169円53銭前後と同10銭強のユーロ高・円安で推移している。 出所:MINKABU PRESS