<動意株・1日>(大引け)=ネットプロ、リベラウェア、ロボペイなど

投稿:

材料

 ネットプロテクションズホールディングス<7383.T>=後場一段高。上げ足強め新値追いとなっている。同社はきょう、ノーリツ<5943.T>子会社のノーリツリビングクリエイトに、自社の後払い決済サービス「NP後払いair」の提供を開始したと発表。これが株価を刺激しているようだ。NP後払いairは、水道・ガスの修理、ハウスクリーニング、住設機器の設置・修理など訪問型の役務サービスで使用できる後払い決済サービス。利用者はサービスを受けた後日に代金を支払うことができるため、当日の現金準備が不要となる。

 Liberaware<218A.T>=続伸。同社はきょう午前11時、自動車の電動化設備などを手掛ける新明工業(愛知県豊田市)とともに、屋内外点検におけるドローン技術の社会実装などを目的とした業務提携の覚書を同日付で締結したと発表。これを材料視した買いが入り、株価を押し上げたようだ。リベラウェアは小型ドローン「IBIS(アイビス)」を活用した点検サービスとともに、営業支援や技術ノウハウを新明工業に提供。「IBIS専用車両」の早期実用化に向けたプロトタイプの開発なども進める。

 ROBOT PAYMENT<4374.T>=3日ぶりに反発し新高値。同社はきょうの朝方、主力サービスの「請求管理ロボ」と「サブスクペイ」の月額利用料金を改定したと発表。これによる業績への寄与が期待されているようだ。価格改定の理由は、現状のサービス品質を維持し、更なる向上を図るため。請求管理ロボは月額費用3000円(税抜き)、サブスクペイは同1500円(税抜き)の値上げとなる。また、6月30日取引終了後に5月度の月次リカーリング収益(サービス利用期間にわたって継続的に売り上げが発生する収益)を発表。請求管理ロボの売上高は1億100万円(4月度は1億200万円)、サブスクペイの売上高は1億7100万円(同1億5600万円)となっている。

 SMN<6185.T>=動意。ビッグデータ処理やAI技術、金融工学をベースにマーケティングテクノロジーを駆使しネット広告配信事業を主力展開している。ソニーグループ<6758.T>の系列で企業ブランディング的にも強みを持っている。25年3月期営業利益は前の期比2.3倍化を達成したが、続く26年3月期は一段と利益体質が向上し、同利益は前期比67%増の4億円を見込むなど高成長路線への回帰が鮮明だ。AI・半導体関連は全体指数と連動性の高い大型株は足もと向かい風が強いが、中小型で株価が3ケタ台の銘柄については強さを発揮する銘柄も少なくない。同社もその流れに乗る形で投資資金の流入を誘っている。

 メタリアル<6182.T>=中低位株物色人気に乗る。人工知能(AI)を活用した自動翻訳サービスを手掛け、医薬、法務、財務など専門性の高い分野で実績を積み上げている。業績も26年2月期はトップラインが4割の伸びで営業利益は4.3倍化する見通しで、急回復を果たす見通し。生成AI分野で先駆するが、世界的に市場拡大が加速するAIエージェント分野でも、同社はSNS投稿・最新トレンド分析AIエージェント「Metarealソーシャルメディア」の提供をスタートさせるなど抜かりなく時流を捉えている。株価は6月中旬以降動兆しきりだが、2年前の一昨年6月には2200円台の高値水準まで買われていた。時価は長期波動では依然として大底圏にあることで、今期の業績回復を見込んだ見直し買いが継続している。

 象印マホービン<7965.T>=ストップ高。6月30日の取引終了後、25年11月期の連結業績予想について、売上高を895億円から900億円(前期比3.2%増)へ、営業利益を57億5000万円から70億円(同17.5%増)へ、純利益を42億5000万円から48億円(同25.7%減)へ上方修正し、あわせて配当予想を中間・期末各20円の年40円から中間30円・期末34円の年64円へ引き上げたことが好感された。国内で炊飯器の最上位機種である圧力IH炊飯ジャー「炎舞炊き」を中心に、圧力IH炊飯ジャーや生活家電製品の加湿器などが好調に推移していることが牽引。また、円安による輸入コストの上昇に対する価格転嫁を進めたことも利益の増加に寄与する。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

オンラインで簡単。
まずは無料で口座開設

松井証券ならオンラインで申し込みが完結します。
署名・捺印・書類の郵送は不要です。