外為サマリー:一時143円40銭近辺に下落、国内金利の低下で下げ渋る
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1日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=143円58銭前後と前日午後5時時点に比べ54銭程度のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=169円23銭前後と同32銭程度のユーロ高・円安で推移している。 米国の利下げ観測が広がるなかで午前中はドル売り・円買いの流れとなり、ドル円相場は一時143円40銭台まで軟化した。日銀が1日朝に発表した6月の全国企業短期経済観測調査(短観)で、大企業・製造業の業況判断指数(DI)が2四半期ぶりに改善したことも、日銀の利上げ観測を広げる結果となり、ドル売り・円買いに弾みをつけた。一方、この日に日本の財務省が実施した10年債入札が順調な結果となったことを受け、国内の長期金利は低下した。日米金利差が縮小するとの見方を和らげる結果となり、ドル円相場は下げ渋った。 ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.1786ドル前後と同0.0066ドル程度のユーロ高・ドル安で推移している。 出所:MINKABU PRESS