話題株ピックアップ【夕刊】(3):ガーラ、アトラエ、ギークス
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■ガーラ <4777> 267円 +28 円 (+11.7%) 本日終値 ガーラ<4777>が高い。同社は27日、子会社である韓国のGala Labが開発してサービス提供中のパソコン向けMMORPG「Flyff Online(フリフオンライン)」のIPを活用した新作モバイルゲーム「Flyff:Reunite」が中国で正式リリースされたことを明らかにしており、これが材料視されたもよう。また、同日には台湾・香港・マカオ地域で「フリフオンライン」の正式サービスを開始したことも発表。「フリフオンライン」は2005年に韓国でサービスを開始して以来、世界100カ国以上で展開され、累計登録ユーザー数は5000万人以上を誇っている。 ■アトラエ <6194> 773円 +76 円 (+10.9%) 本日終値 東証プライム 上昇率トップ アトラエ<6194>が急騰。IT・エンジニア向け求人メディア「Green」を運営しており、AIブームが再加速するなか、時流を捉え収益の伸びに反映させている。日米でAI関連株人気に再び火がついており、PER13倍前後で株価が長期波動で底値圏に位置する同社株に対する注目度が高まっているもようだ。配当利回りの高さもAI関連株の中では珍しく、物色人気を後押ししている。 ■ギークス <7060> 507円 +44 円 (+9.5%) 本日終値 ギークス<7060>は反発。前週末27日取引終了後、自社株買いを実施すると発表した。取得上限は20万株(自己株式を除く発行済み株数の1.9%)、または1億円。期間は7月1日~12月31日。 ■マイクロアド <9553> 518円 +40 円 (+8.4%) 本日終値 マイクロアド<9553>が4日ぶりに反発。この日、「TikTok Shop」の選考基準に基づいて、「TikTok Shopの認定パートナー」に選定されたと発表しており、好材料視された。一定の基準を満たした事業者のみが対象となる認定パートナーに選定されたことで、企業とクリエイターの双方に対し、より高度にTikTok Shopにおける総合的な販促支援を提供することが可能になるとしており、TikTok Shop総合支援の専門子会社UNIVERSE PULSEを通じて、認定に基づいたサービス提供を行うという。 ■ヨシムラHD <2884> 1,094円 +79 円 (+7.8%) 本日終値 東証プライム 上昇率4位 ヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>がマドを開けて急伸した。同社は中小食品会社のM&Aとともに、北海道産ホタテの輸出を手掛けている。中国の税関当局は29日、日本の一部地域の水産物について条件付きで輸入を再開すると発表した。福島第1原子力発電所の処理水放出に伴って中国は日本の水産物の輸入停止を続けていた。ヨシムラHDに対しては、ホタテの輸出販売の増加を期待した買いが入ったようだ。水産関連では極洋<1301>が買われ、年初来高値を更新した。中国当局によると、日本側が輸出をする際には放射性物質の検出証明書などの提出が必要となる。福島県や宮城県、茨城県、新潟県、東京都など10都県は再開の対象外となるが、北海道や青森県は再開の対象となっている。 ■勤次郎 <4013> 990円 +54 円 (+5.8%) 本日終値 勤次郎<4013>が続急騰。就業・人事・給与管理などの勤怠管理パッケージを主力とし、クラウドサービス事業と、顧客企業がインストールして自社設備で運用するオンプレミス事業の二刀流で需要獲得を進めるが、最近はサブスクリプション方式で提供するクラウドサービスへのシフトが進んでおり、業績飛躍に結び付けている。25年12月期の営業利益は従来予想から上方修正し前期比55%増の11億2800万円を見込むが、マーケットでは26年12月期の大幅な利益成長も先取りする動きに入っているようだ。5月中旬以降は大口の実需買いも観測されるなか、戻り足に拍車がかかっている。 ■トヨコー <341A> 2,170円 +74 円 (+3.5%) 本日終値 トヨコー<341A>が大幅反発。この日の寄り前に、7月6日放送予定のTBSテレビ系経済情報バラエティ番組「がっちりマンデー!!」で紹介されると発表したことが好材料視された。「僕たち上場しました!2025」の特集で取り上げられる3社のうちの1社として、同社のサビ除去の最先端レーザー技術である「CoolLaser」の実際に使用される様子などが紹介されるという。 ■ニューラルグループ <4056> 795円 +22 円 (+2.9%) 本日終値 ニューラルグループ<4056>が反発。この日、建設技術研究所<9621>と共同で、道の駅阿蘇(熊本県阿蘇市)に、AI画像解析技術を活用した駐車場満空把握ソリューション「デジパーク」を提供したと発表しており、好材料視された。今回提供した「デジパーク」は、AIが駐車場の満空状況をリアルタイムで解析し、第1・第2駐車場それぞれの満空状況を自動的に検知し、取得した情報を国道沿い2カ所に設置した満空表示灯に反映することで、来訪者へのタイムリーな情報提供を実現するもの。現在、全国の道の駅においてAI画像解析技術を導入した情報収集の事例はあるものの、収集した情報を来訪者に対して道路上に設置した満空表示灯でタイムリーに発信し、交通分散を図る取り組みは全国初としている。 ■理経 <8226> 394円 +9 円 (+2.3%) 本日終値 理経<8226>が大幅続伸。前週末27日の取引終了後、センチュリー・システムズ(東京都武蔵野市)製の新型Jアラート(全国瞬時警報システム)受信機である「JARS-3000」の販売を開始したと発表しており、好材料視された。理経は、Jアラートに設計段階より携わっている企業の一つ。今年1月7日に消防庁国民保護室から都道府県庁に対し、「全国瞬時警報システムの新型受信機の整備について」の通達があり、これに伴い各自治体において25年度からJアラート新型受信機へ移行していくこととなっていることから、同社では全国の自治体や国の定める公共機関に向けて「JARS-3000」の提案を行うとしている。 ■岡山製紙 <3892> 1,482円 +32 円 (+2.2%) 本日終値 岡山製紙<3892>が高い。午後1時ごろ、25年5月期の期末配当予想を15円から25円へ引き上げ年40円にすると発表しており、好材料視された。配当方針を変更し、株主資本配当率(DOE)2.0%以上を指標として採用したことが要因。今期の配当への期待も高まっているようだ。 ●ストップ高銘柄 プラコー <6347> 246円 +50 円 (+25.5%) ストップ高 本日終値 フジタコーポレーション <3370> 490円 +80 円 (+19.5%) ストップ高 本日終値 ナイル <5618> 521円 +80 円 (+18.1%) ストップ高 本日終値 など、6銘柄 ●ストップ安銘柄 なし 株探ニュース