明日の為替相場見通し=米利下げを意識したドル売り優勢か

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 今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、米連邦準備理事会(FRB)による早期利下げ観測が広がるなか軟調な展開となりそうだ。予想レンジは1ドル=143円50銭~144円50銭。

 前週末から複数のFRB高官が7月利下げについて言及しているほか、パウエルFRB議長も24日と25日の議会証言で年内の利下げを示唆したことで、米早期利下げが意識されやすくなっている。また、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が「トランプ米大統領がパウエルFRB議長の後任について、早期の選定・指名発表を検討している」と報じ、次期FRB議長に金融緩和に前向きなハト派が選出されるとの思惑も広がっている。

 こうしたなか、今晩に発表される1~3月期の米実質国内総生産(GDP)確定値、5月の米耐久財受注、前週分の米新規失業保険申請件数が弱い内容なら米長期金利の低下とともにドル売りが優勢となるだろう。また、バーFRB理事の講演などにも注目したい。

出所:MINKABU PRESS

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