コスモスは堅調推移、株主総会で会社側の取締役選任議案が否決される異例の事態に

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 東京コスモス電機<6772.T>は堅調推移。同社は24日、定時株主総会において会社が提案した取締役候補5人の選任を求める議案が否決されたと発表した。一方で、株主である投資ファンドのグローバルESGストラテジーなどが提案した別の取締役候補の選任を求める議案は可決され、8人の新任取締役が選任される形となった。社長を含む経営陣が入れ替わる異例の事態となった。

 コスモスを巡っては、電子部品事業をグループで手掛ける米ボーンズ社が10日、株式取得を目的に設立した企業を通じ、コスモスの完全子会社化を目的に1株8075円でTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表。TOBの開始は30日を予定していた。コスモスはボーンズ側のTOBに賛同の意見を表明していたものの、その後、グローバルESGストラテジーを運営するスイスアジア・フィナンシャル・サービシズがコスモス株の買い増しに動き、コスモスの株価はTOB価格を上回って推移していた。ボーンズ側の新たな対応が注視されるなかで、25日のコスモス株には散発的な買いが入って株価の支えとなっており、TOB価格を大きく上回る価格帯での推移を続けている。

出所:MINKABU PRESS

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