黒崎播磨がカイ気配、今期最終利益大幅増額しPER急低下を背景に投資マネーが攻勢◇
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黒崎播磨<5352.T>はカイ気配スタートで一気に株価水準を切り上げている。鉄鋼業界を主要顧客とする総合耐火物大手で日本製鉄<5401.T>が筆頭株主となっている。株主還元に積極的で配当利回りは前日終値換算で3.6%台と高い。そうしたなか、24日取引終了後に今期業績予想の修正を発表、最終利益を従来予想の100億円から155億円に大幅増額した。土地及び建物の売却に伴い特別利益の計上によるもの。PERは前日終値換算で6倍台まで低下しており、割安感が強まった。株式需給面では信用買い残が枯れた状態にあり、上値の軽さを見込んだ短期筋の攻勢を誘っているもようだ。 (注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。 出所:MINKABU PRESS