米外為市場サマリー:中東情勢の懸念和らぎ一時144円50銭台に軟化

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為替

 24日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=144円94銭前後と前日と比べて1円20銭程度のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=168円26銭前後と同95銭程度のユーロ安・円高だった。

 トランプ米大統領が23日夜(日本時間24日早朝)にイスラエルとイランが停戦で合意したことを明らかにし、中東情勢の混乱に歯止めがかかるとの見方から「有事のドル買い」の巻き戻しで円買い・ドル売りが優勢だった。加えて、この日に米調査会社コンファレンス・ボードが発表した6月の米消費者信頼感指数が予想外の低下となったこともドル売りにつながり、ドル円相場は一時144円51銭まで軟化した。その後は下げ渋る動きとなったものの、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が下院金融サービス委員会で「インフレは予想ほど強くない可能性がある」などと発言し、FRBによる年内の利下げが意識されたことから戻りは限定的だった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1609ドル前後と前日に比べて0.0030ドル程度のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS

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