話題株ピックアップ【夕刊】(2):サトー、Dガレージ、リゾートトラ
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■サトー <6287> 2,030円 +35 円 (+1.8%) 本日終値 サトー<6287>が続伸。バーコードやRFIDなど自動認識に関連した商品・ソリューションを展開する同社は24日、トレーサビリティーソリューション「Smart Barcode」を提供するスタートアップのLOZI(名古屋市中区)と業務提携契約を締結したと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。デジタル製品パスポート(DPP)の対応や、製品のライフサイクル全体のトレーサビリティーを強化する取り組みが進むなか、サプライチェーンに点在するトラッキングポイントを自由に設定し、不特定多数の事業者が情報を記録できるという強みを持つLOZIのSmart Barcodeと、動脈物流で強みを持つサトーの商品・ソリューションを連携し、サーキュラーエコノミー(循環経済)に対応した次世代型のソリューションの提供を加速していく。 ■デジタルガレージ <4819> 4,715円 +70 円 (+1.5%) 本日終値 デジタルガレージ<4819>が続伸。23日の取引終了後、TIS<3626>と広島銀行(広島市中区)が共同展開する地銀向け経理業務効率化プラットフォーム「DX Connect Gate」に、B2B決済サービス「DGFT請求書カード払い」を基盤とした請求書カード払いサービスの提供を開始したと発表しており、好材料視された。また、同プロジェクトの第1弾として、広島の地元企業向けDXデジタルソリューション「〈ひろぎん〉Smart Fine」へ請求書カード払い機能を実装した。 ■リゾートトラスト <4681> 1,696円 +24 円 (+1.4%) 本日終値 リゾートトラスト<4681>は4日続伸で新値追いの展開。この日正午ごろ、三菱商事<8058>との合弁会社Noage International(ノアージュインターナショナル)がインドネシア富裕層向け医療ツーリズムを推進すると発表した。ジェーシービーの子会社2社(ジェーシービー・インターナショナル、JCB International Indonesia)と、三菱UFJ銀行の子会社バンクダナモンとの協業を通じ、インドネシア富裕層向けの訪日メディカルツーリズムプログラムの提供に取り組んでいくという。 ■しまむら <8227> 9,855円 +37 円 (+0.4%) 本日終値 しまむら<8227>が続伸。23日の取引終了後に発表した6月度(5月21日~6月20日)の月次売上速報で、主力のしまむら業態の既存店売上高が前年同月比2.6%増と3カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。月度を通じて気温が低く推移したものの、最終週に気温が上昇したことで、婦人のアウター衣料、肌着、インテリア、寝具が売り上げを伸ばした。アウター衣料では、JBの「SEASON REASON」が売り上げを牽引。また、気温の上昇に伴い「FIBER DRY」シリーズの肌着やスリッパ、「超COOL」シリーズのラグや敷きパッドなどの冷感商品も好調だった。なお、全店売上高は同2.2%増だった。 ■INPEX <1605> 2,003円 -146 円 (-6.8%) 本日終値 東証プライム 下落率2位 INPEX<1605>や石油資源開発<1662>が急反落。株価はともに前日に比べ5%超の下落となった。ENEOSホールディングス<5020>やコスモエネルギーホールディングス<5021>も安い。23日にイランがカタールの米軍基地を報復攻撃したと伝わったが、米国には事前通知があり人的被害もなかったと報道された。更に、トランプ米大統領は日本時間の24日朝にイスラエルとイランが「完全な停戦で合意した」とSNSに投稿した。これを受け、中東情勢の緊張緩和期待が膨らみ、この日の時間外取引で米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の8月限が1バレル=64ドル台まで急落。22日の78ドル台からの大幅安となった。この原油急落を受けINPEXなどに売りが膨らんだ。 ■大平洋金属 <5541> 1,619円 -97 円 (-5.7%) 本日終値 東証プライム 下落率4位 大平洋金属<5541>が大幅に3日続落した。旧村上ファンド系のシティインデックスイレブンス(東京都渋谷区)が23日に提出した変更報告書から、アクティビストとして知られる村上世彰氏の長女である野村絢氏らの保有分を含めた共同保有割合が、これまでの10.16%から0%となったことが明らかとなった。保有する全株を売却した格好となり、これを受けて投資家の手仕舞い売りが促されたようだ。報告義務発生日は16日。市場外で処分をしたとの記載があり、売却単価から大平金が16日朝に実施した立会外での自社株買いに応じたとみられる。 ■TDSE <7046> 1,762円 +300 円 (+20.5%) ストップ高 本日終値 TDSE<7046>は高い。23日取引終了後、ジーデップ・アドバンス<5885>と協業し、生成AI開発サービス「GX CLOUD×Dify」を提供開始すると発表した。TDSEの生成AIアプリ開発プラットフォーム「Dify」を用いた生成AIの開発をNVIDIA DGX B200のプライベートクラウド上で利用するサービスとして提供する。これが材料視された。 ■学びエイド <184A> 749円 +100 円 (+15.4%) ストップ高 本日終値 学びエイド<184A>がストップ高。東京証券取引所が23日の取引終了後、信用取引による新規の売り付け及び買い付けに係る委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)とする信用取引の臨時措置を24日売買分から解除すると発表。取引負担の減少で短期資金の流入が再び活発化するとの思惑から買いが流入したようだ。日本証券金融も24日から貸借取引自己取引分及び非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分に係る銘柄別増担保金徴収措置を解除すると発表している。 ■マイクロアド <9553> 585円 +70 円 (+13.6%) 本日終値 マイクロアド<9553>が大幅に4日続伸し、新値追い。同社はきょう、ANAホールディングス<9202>傘下の全日本空輸と提携したことを明らかにしており、これが材料視されたようだ。このほど、マイクロアド台湾が多言語で運営する日本情報発信メディア「Japaholic」とANAマレーシアが連携し、「Japaholic」内に訪日観光客向けのクーポンサイトを開設。同社は日本企業の店舗や施設への誘客を目的とする訪日観光客向けのインバウンドプロモーションサービスを一層強化するとしている。 株探ニュース