株価指数先物【昼】 +2σを捉えた後はロング解消の動き
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日経225先物は11時30分時点、前日比330円高の3万8730円(+0.85%)前後で推移。寄り付きは3万8800円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万8590円)を大きく上回って始まった。現物の寄り付き直後には、3万8970円まで上げ幅を広げる場面もみられた。買い一巡後は中盤にかけて3万8640円まで上げ幅を縮め、その後は3万8650円~3万8850円辺りでの推移をみせている。 寄り付き前に、トランプ米大統領は「イスラエルとイランが暫定的な停戦に合意した」と自身のSNSに投稿したことが伝わった。中東情勢の警戒が和らぐなかで、ロングの動きが強まったようである。ただし、ボリンジャーバンドの+2σ(3万8950円)を捉えた後は利食いの動きも入りやすく、オプション権利行使価格の3万8750円を中心とした上下の権利行使価格である、3万8625円から3万8875円でのレンジが意識される。中盤までの動きで一回転していると考えられ、押し目狙いのロング対応で底堅さを見極めることになりそうだ。 NT倍率は先物中心限月で13.92倍に上昇した。4月7日の戻り高値(13.91倍)を突破し、一時13.94倍まで上げている。上向きで推移する+2σ(13.92倍)に沿ったトレンドを継続しており、NTロングでのスプレッド狙いに向かわせやすいだろう。 株探ニュース