外為サマリー:145円60銭台に下落、中東情勢への警戒後退でドル安基調に
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24日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=145円60銭前後と前日午後5時時点に比べ1円70銭強のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=168円88銭前後と同50銭程度のユーロ安・円高で推移している。 22日に米国がイランの核施設を攻撃したことを受けた「有事のドル買い」で前日には148円台まで上昇したドルは、この日は一転して売りに押され145円台まで下落した。23日にイランがカタールの米軍基地を報復攻撃したと伝わったが、米国には事前通知があり人的被害もなかったと報道された。更に、トランプ米大統領は日本時間の24日朝にイスラエルとイランが「完全な停戦で合意した」とSNSに投稿し、中東情勢の緊張緩和期待が膨らんだ。また、ボウマン米連邦準備制度理事会(FRB)副議長が23日に「インフレ圧力が抑制されていれば7月にも利下げすることを支持したい」と発言したことも、金利低下期待からのドル安要因となった。ドル高の反動安がどこまで続くのかが関心を集めている。 ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.1598ドル前後と同0.0100ドル程度のユーロ高・ドル安で推移している。 出所:MINKABU PRESS